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診断士インタビュー
堀野美奈子さん
会員

Interview 堀野美奈子会員

令和を築く診断士「診断士の視点・スキルを社内の業務にも活かす」

―プロフィール
・H30 会 企業内診断士
・神奈川コンテンツ創造研究所、つぎ夢経営研究会、かながわ☆はとば研究会に所属。
・愛鳥家でオカメインコという小さなオウムを飼っております。
・マイブームはガーデニングです。
―現在のお仕事について教えて下さい。
IT 関連の企業に勤めており、自社製品の開発に当初は携わりました。その後、営業、新規事業のお仕事や、キャリアコンサルティングの資格を取得し人事部で社員向けにキャリア指導に携わりました。
― 中小企業診断士を目指したきっかけ・勉強で苦労したことを教えて下さい。
IT 関連の企業で自社製品の開発に携わりましたが、自分でも新規事業をやってみたいと思いました。まず、新規事業を行う上で必要なスキルは営業だと考え、会社に希望を出し営業本部に異動になりました。当初、開発から営業への異動で上司は心配しておりましたが、今でも尊敬している上司が親身になって教えて下さったお陰で、営業のノウハウを身に着けることができました。営業のノウハウを身に着けた後、新規事業に携わる、その先にどういうスキルが必要であるかと考えていた所、診断士の資格のことを知りました。診断士の勉強では、新規事業に必要な知識が網羅的に学べると思い、診断士を目指そうと思いました。とは言え、当時営業の仕事が忙しく、営業の仕事では、営業ノウハウだけでなく幅広い商品知識を勉強する必要があるため、仕事と診断士の勉強を両立するのに苦労しました。しかし、毎朝 1 時間の勉強など、ちょっとした隙間時間も活用しながら勉強し、診断士資格を取得できました。
―中小企業診断士を取得した後、ご自身で変化したと感じることはありましたか。
まず心境面での変化がありました。2 次試験の勉強をしていた当時の話になりますが、専門学校の先生方や周りの受講生が資格を取った後の話をしているのを聞きました。周囲の人達の話を聞いて、社内以外に資格を活かせる道もあることに気付き、独立を意識するきっかけにもなりました。また、診断士として必要なスキルを身に着けたことで、自分のアウトプットの質も変化しました。具体的には、社内で提出する資料について経営層を強く意識した表現ができるようになりました。その結果、社内でビジネスモデルのコンテストにエントリーした所、採択されました。
―中小企業診断士として、今後のビジョンを教えて下さい。
社内で取り組んできた新規事業の成果、人材育成の経験を引き続き社内で蓄積し、長期的には独立して中小企業の支援に取り組みたいです。具体的には、これまでの営業や人材育成の経験を活かし、営業社員の育成を行いたいです。
―神奈川県の中小企業診断協会に属する後輩診断士に向けたメッセージをお願いします。
企業内診断士の方は、診断士として身に着けた視点・スキルを社内の業務に活かして欲しいです。企業にお勤めの方で意外と自社のことを知らない方が多いと私は感じております。調べてみると、自社の施策の中には良い施策もあり、中小企業を支援するのに役立つ施策もあります。故に、企業内診断士の方で特に今後独立を検討している方は、まず社内の人事・労務・財務のシステムや仕組みなど、一度調べてみるのが良いかと思います。また、神奈川県の中小企業診断協会はアットホームであり、近い位置で協会の方と関わり合えるのが魅力なので、また皆さんと一緒に中小企業の支援活動に携わりたいです。