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(連載企画) ものづくり企画 軸をブラさない、強み・コンセプトの言語化・図式化 第2回

「手段が目的化してしまう」というのは実際よくありがちなものです。それを起こりにくくするために、目的を「言語化」して掲げ、共有しておくことが有効な方法の一つと言われています。

自社の強みや新商品・サービスのコンセプトも同様で、最初のうちにしっかり言語化しておくことが肝要です。そうしないと、価格が合わない、考えていた仕様が実現しない、など様々な問題が起きたとき、判断がブレて新商品・サービスの軸もブレブレになってしまいます。

コンセプトとは「概念」「企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方」(引用:Oxford Languages)といった定義が一般的です。具体的にはどのように作ればよいのでしょうか。

今回は、自分が腹落ちしていて、普段の企画検討に活用している公式をご紹介します。この公式は、商品コンセプト開発法「キーニーズ法®」を創始された梅澤伸嘉先生の手法をヒントに、筆者がオリジナルで考案したものです。

ご紹介にあたっては、愛知ドビー株式会社の「バーミキュラ」というお鍋を事例にしてみます。

■強み再確認の公式

強みは、できればコンセプトに入れたい要素です。「形容詞/副詞+動詞」で言語化すると明確になります。

ポイントとしては、形容詞/副詞に自社の独自性を盛り込めると良いと思います。動詞の部分は競合他社と変わらないことが多いからです。

また、自社のことは意外にわかっていなかったりするもの。この機会に、自社の強みはどう映っているか、従業員やお客様にも聞いてみると新たな発見があるかもしれません。

■コンセプト創出の公式

コンセプトは、「強み+アイディア+解決策」と定義します。

「強み」=独自性、実現手段、「解決策」=ベネフィット、と言い換えることもできるので、発想しにくい場合は、言い換えキーワードを切り口に考えてみます。

■気をつけたいこと

公式にあてはめると、カッコイイ日本語にはならないことも少なくありません。ですが、強みやコンセプトはキャッチコピーやセールスコピーではないので、カッコ良さより必要な要素が押さえられているか、を重視してください。開発関係者の誰が見ても理解できることが重要です。

この公式にはまる内容が無い場合は、コンセプトが練れていない可能性があるので再考してみることをお勧めします。

【吉江 裕子】

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