(連載企画)Webマーケティング -Looker Studioでデータを整理しよう (第4回)
中小企業支援に使えるWebマーケティングのノウハウをお伝えする連載企画。最終号は分析データの共有や資料を作成するときに役立つ無料ツール「Looker Studio」をご紹介します。
●Looker Studio とは
Looker StudioはGoogleが無料で提供するBI(ビジネス インテリジェンス)ツールです。以前はGoogleデータポータルと呼ばれていました。
Looker StudioではGoogleをはじめとして様々なツールに接続してデータを集約し、表やグラフなどを作成できます。パワーポイントにように直感的な操作でデザインを作れるので、顧客や上司に渡す資料の作成にも利用できます。
●Looker Studio の使い方
①事前に必要なものは以下になります。
・Googleアカウント
・取り込みたいデータのアカウントまたはデータリスト
例:CSVファイル、スプレッドシート、Googleアナリティクス、Facebook, Twitterなど
②Looker Studioの公式ページからアカウント登録をします。
https://lookerstudio.google.com/
③サインインすると、ダッシュボード画面になります。
パワーポイントを作る感覚で、自分でイチからレポートを作ることもできますが、テンプレートが豊富に用意されているので時間がない方は、下図赤枠の「テンプレートギャラリー」から目的にあったテンプレートを利用すると良いでしょう。
図.Looker Studioのダッシュボード
下図のように様々なデータを一枚にまとめることが出来ます。Looker Studioではデータの出力期間を任意に選択して即座に反映させることができます。これまで定期レポートを作成する際に、毎回様々なツールのデータを取得・編集してレポートを作成されていた方は、Looker Studioを利用すればワンタッチで最新データを反映したレポートを作成できるので大幅な工数削減が期待できます。
業務のなかで、様々なデジタルデータを取り扱っているもののデータの集約やレポート化がうまく出来ていない方は利用してみはいかがでしょうか。
図.Looker Studioで作成できるレポート例
【具志堅 智彦】
この記事へのコメントはありません。