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連載企画 合格後のキャリアの作り方 (1)診断士の地盤を固める

筆者は、今年の春に勤めていた企業を退職しました。会社員として20年近く働いてきた人脈形成やキャリアの作り方を元に、本連載では、中小企業診断士試験の合格後からのキャリアの作り方について、筆者の実体験および、多数の諸先輩から学んだ内容をご紹介します。皆様の診断士活動に少しでも貢献できるよう、これから計4回にわたり執筆します(図はいずれも筆者作成)。

1.横の関係を作る

試験合格後、まず初めに取り組むのが「同期の仲間を作る」ということになります。1人で取り組むと、心が折れてしまいがちですので、できれば5~10人程度の気心の知れた仲間を作ると、その後の活動の幅が広がります。県協会では「令〇会」といった、同期との関係を構築できる同期会が存在します。仲間を作るには絶好の場所でもありますので、積極的に参加することで、活動の幅が徐々に広がっていきます。

2.縦の関係を作る

次は先輩診断士との関係構築になります。ある程度、同期の仲間が構築できたら、次は縦の関係の構築になります。県協会では「登録グループ」、「イベント等の公募」、「士会等の実践団体」など、多くの機会があります。先輩診断士との関係構築には格好の場となります。

まずは、オブザーバー参加などで、会の雰囲気や人柄が自分と合うか等で決めていくと良いと思います。先輩との関係を構築するために、実際に参加した後は「会の貢献をすること」が非常に大切になります。最初はどうしても受け身になってしまいがちですが、ここでは手を挙げることが重要です。積極的に会を盛り上げていくこと(貢献すること)で、徐々に先輩診断士との関係性が構築されていきます。半年から1年ぐらいかけて、関係を作っていくと、次のような形ができます。
・横の関係:同期の仲間
・縦の関係:先輩診断士
ちょうど、三角形をイメージするとよいと思いますが、この三角形ができあがると、診断士としての地盤が固まってきます。

3.外部との関係を作る

前項までで診断士の地盤が固まってくると、次は外部との関係構築になります。外部は多数ありますが、筆者のお勧めは「違う士業の方との関係構築」になります。中小企業診断士以外の士業の方との接点ですが、昨今はSNS(XやFacebook等)が盛んですので、そこでフォローするのが良いかと思います。特に、他の士業の方と合格年度が同じだったりすると、話しやすかったりすると思います。徐々に関係を作っていき、士業交流会などのイベントで交流を深めていくと、外部との関係ができます。

最初は自分の小さなところから、「ヨコ」→「タテ」→「ソト」と徐々に輪を広げていくと、地盤が固まり、診断士としての活動が広がっていくと思います。

【鴨居 陽介】

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