協会活動のご案内

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 会報
  4. 連載企画第2回 農政関係者のところに行ってきました

連載企画第2回 農政関係者のところに行ってきました

神奈川県環境農政部農業振興課を訪ね、本県の農業振興についてお話を伺いしました。

普及グループ 上井グループリーダー

主に新規就農の支援や農業の普及指導を担当しています。

かながわ農業経営相談所

県も共同事務局として参画しています。昨年度は相談所として30回の専門家派遣がありました。中小企業診断士の専門家登録もあり、経営計画や法人化、人事制度で派遣がありました。本年度からは出前相談会等で農業者が相談しやすい環境作りを進めていきます。

女性農業者の支援

就農を希望する女性向けイベント、女性農業研修生受け入れ農家への支援、ステップアップを目指す女性農業者向けの研修や交流の場等の提供を進めています。また、かながわなでしこfarmersのHPを立上げ、県内で活躍する女性農業者にスポットをあて、女性の農業進出を応援します。
かながわなでしこfamrers HP http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0520/nadeshikofarmers/

かながわ農業版MBA研修

本県の農業生産を維持するために、優れた経営感覚を有し、規模拡大ができる経営体の育成が目的の事業です。経営発展に意欲のある農業者を対象に、常時雇用ができる販売額3,000万円以上の「トップ経営体」が育成の目標です
経営管理やマーケティング、財務会計など経営全般を学ぶ計12回の研修です。農業者は1万円で参加が可能です。本年度はパソナ農援隊に外部委託しています。

中小企業診断士に期待すること

県職員は、農業者への技術・経営面の指導が出来ます。しかし、法人化・労務管理・福祉連携は専門家による支援が必要です。また、JA横浜 直売所へのてこ入れも現場の県職員が行っています。診断士との連携を模索していきます。

生産振興グループ 納富グループリーダー

神奈川県産農産物の生産振興を担当しています。本年度、力を入れている事業は下記のものです。

トップ経営体育成事業

かながわ農業版MBA研修修了生を対象に企業的経営体の育成を目的に神奈川県独自の補助事業として、平成30年度よりスタートしました。補助対象は農業施設や農畜産業機械です。補助額は、補助対象経費の1/3以内、補助限度額 1000万円。全申請者の補助希望総額が予算額を超えた場合は、ポイント制の審査となります。
補助金に申請に伴う作成委託費用や測量等の事前準備費用は申請者個人の費用となります。

農作業受託・団地再生研修事業

農業の担い手の高齢化による労働力不足や耕作放棄地の発生に対応するため、新たな担い手として団地住民が参画する農作業受託組織の設立に向けて、活動に必要な農作業の研修等を行う事業です。
プロポーザル方式にて、委託先を決定しました。

中小企業診断士に期待すること

神奈川県として、企業的経営体の育成に力を入れています。法人化、経営感覚を持つ農業者を育成していくためには、専門家による補完が必要となります。今後は専門家と連携し、農業振興政策を展開していく考えです。

【プロポーザルとは??】
神奈川県 プロポーザル方式事務要領http://www.pref.kanagawa.jp/docs/bc2/cnt/f535955/documents/proposalhonbun.pdf
プロポーザル方式様式集 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/bc2/cnt/f535955/documents/proposalyoushiki.pdf
かながわ電子入札共同システム 入札情報サービスシステム
https://nyusatsu-joho.e-kanagawa.lg.jp/DENTYO/GPPI_MENU

【齋藤友一】

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

活動のご報告