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連載企画第1回 農政関係者のところに行ってきました

神奈川県環境農政台農政課 ブランド推進グループ 大塚グループリーダーと木下副技幹を訪ね、神奈川県の六次化の方向性と1次産品のブランド推進についてお話を伺いしました。

六次産業化

神奈川県では、農林漁業者の経営の安定化及び地産地消の推進を図るため、6 次産業化を推進しています。6 次産業化とは、1 次産業者である農林漁業者が、加工等の 2 次産業、流通・販売といった 3 次産業と一体化もしくは連携して、自らが生産する農林水産物の付加価値を高める取組みのことです。

農林水産業の 6 次産業化への取組支援の方針や成果目標などを定めた「神奈川県 6 次産業化推進計画」を策定しており、現在、この計画に基づき、6次産業化を推進しています。

県では、ワンストップ窓口として、6次産業化サポートセンターを開設し、専門家派遣や研修会を開催しています。

一次産品のブランド推進

神奈川県と生産者団体で「かながわブランド振興協議会」を構成し、統一の生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保するなどの要件を満たしている農林水産物や加工品を「かながわブランド」として登録しています。

かながわブランドマークは、かながわブランドの統一イメージマークとして、平成 6年 2 月に制定されました。太陽をモチーフにして、周りに神奈川県の海、山、大地の産品をよろしくとあいさつしている姿をあらわしています。産地では、自慢の逸品を実際に味わっていただくことを通じて、皆さんとのふれあいを深めようと、真心を込めて送り出しています。

また、かながわブランド登録品を原材料として製造した加工品・調理品は「かながわブランド使用品マーク」が使用できます。

かながわブランド登録品をはじめとした県産品を積極的に取り扱う販売店や飲食店を「かながわブランドサポート店」として登録しています。登録記者発表や資材の提供、HP での情報発信、県内産農水産物のマッチング機会の提供等を行っています。

かながわブランド使用品マークやかながわブランドサポート店は下記の HP より申請が出来ます。

かながわブランド振興協議会 かなさんの畑
https://kanasan-no-hatake.jp/

かながわブランドマーク かなさんの畑より

他にも県内では様々な農畜産物品評会が行われており、神奈川県知事賞等の贈呈を通じて、生産現場で活躍されている生産者を表彰しています。

神奈川県 かながわの自慢!表彰された農畜産品教えます!大津4号の園主 力石利貞さん
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/vw7/brand/kanagawanojiman2.html

中小企業診断士に期待すること

売上高が、財務が、と農業を商工的な見方をする診断士の方が多くいらっしゃいますが、県内農業は個人経営が多く、生産ありきの経営になっています。農業を家として見ていただき、生産基盤はどうなのか、労働力はどうなのか、副業として5次化が成り立つのか等、総合的な視点での提案を期待しています。商工業者の方からの県内産農産物を取扱いたいという要望にもブランド推進グループが窓口となって対応しています。診断士が農業・水産業と 2 次・3 次産業とつなぎ、県内の6次化がすすむ事を期待しています。

【齋藤友一】

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