神奈川大学講義報告『変革し続け、生き残る企業の見分け方』
2025年6月25日、神奈川大学経営学部3年生4年生を対象に小金沢勝会員による「中小企業概論」の講義が行われました。講義には約230名の学生が参加しました。

講義の目的
・事業転換の必要性を理解する
・生き残る企業の特徴を7つの観点で学ぶ
・事業転換を実現させる人的資本経営を学ぶ
・社会で出るにあたり、これからどう行動していくべき自ら考えてもらう
主な内容
- 企業はゴーイングコンサーンの元、継続していく使命があるが既存事業を続けていくだけでは外的環境の変化が大きい時代には非常に困難であり事業転換の必要性を説明
- 事業転換を余儀なくされた富士フイルムの事例にて、企業がとった考え方や行動を7つのポイントとして学ぶ
- ビジネスモデルとして事業転換を実現させるには、実行できる現場力を有する組織が必要でありその中心となる組織論の一例をサーバントリーダーシップにて学ぶ。
- 就職に際し、生き残る会社を見つけるのではなく自らが生き残る発想で考えてみる
講義後のリアクションペーパー(225件)ではさまざまなコメントをいただきました。
- 今回の講義で特に印象的だったのは富士フイルムが生き残っている7つの理由についてです。富士フイルムが厳しい市場環境を生き抜き、なお成長を続けている背景には、単なる経営手腕以上の深い企業文化と姿勢があることを感じました。
- このような時代に生まれた私たちは、未来がどのように変化していくのかを適切に見極め、変化に取り残されない人材としての力を養っていく必要があります。同時に、時代に即した生き方や、時代に即した自らの幸福のあり方についても真剣に考えていかなければならないと強く感じました。
- この事例は、単なる苦境からの復活物語にとどまらず、現代企業にとって絶え間ない変化への対応能力がいかに重要であるかを強く示している。自社の技術や資源を正しく把握し、それをもとに新たな価値を創造していけるかどうかが、企業の将来を左右する最大のポイントであると深く感じた。
- 今回の講義で特に印象に残ったのは、「生き残る会社を探すのではなく、自分が生き残れるようになる」という言葉でした。就職活動をしている中で、企業のネームバリューや注目度ばかりに目を向けがちでしたが、真に大事なのは自分自身がどのように価値を発揮し、成長していけるかだと気づかされました。
以上




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