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連載企画第1回 最近の診断士試験を覗いてみました!2020年診断士1次試験の傾向

本年度の中小企業診断士試験を題材に、今時の試験問題をご紹介しつつ、現場で活用できる内容や、学び直しのきっかけ作りにご活用いただければと思い、このシリーズをスタートさせました。

今回は、7月に実施された1次試験の傾向についてのご紹介です。本年の1次試験は、通常より一ヶ月早い7月11日(土)と12日(日)に開催され、今年は、東京オリンピック開催予定だった為、実施日が例年よりも早く設定されていました。また、2月から流行しているコロナの影響を受けて直前まで、試験実施の有無がはっきりしないなど、受験生にとって厳しい環境での開催となりました。正式な1次試験の参加者数や合格者の発表は、8月25日(火)です。その為、正確な合格率等は次号にお知らせする予定です。今回は各大手予備校の解答速報値や、受験生WEBサイトの意見などを参考に、現時点(8月10日時点)での、傾向をお伝え致します。

➀現時点での1次試験全体の難易度について

複数の予備校の解答速報を参考に確認した所、昨年よりやや軟化したようです。合格率は、昨年より若干上がるのでは無いかとの予測値が出ています。

ご参考までに、比較対象の昨年2019年の実績値は、1次試験の合格率が30.2%、合格者数 4,444人(申込者数21,163人、受験者数17,386人)と、直近2~3年の中では、比較的高い合格率でした。今年は同程度かやや合格率が高まると期待されているようです。

②7課目の傾向について

予備校の速報ベースを参照すると、昨年と比較すると「運営管理」課目の難易度が上昇し、「中小企業経営・中小企業政策」課目の難易度が例年の難易度に戻った様子です。「運営管理」は、全体問題数の増加に加えて、計算などの手を動かし時間を取られる問題が増加した事が難易度上昇の理由です。

また、「経営法務」課目は、改正された民法の債権から7問出題された為、ここを把握しているか否かがキーポイントになりそうな問題の構成でした。他課目は、昨年と同程度の難易度のようです。

③今年のトレンドを取り入れた問題について

「経営情報システム」課目の問題の中で、サブスクリプション(第22問)やRPA(第25問)が取り上げられていました。いずれも4つの選択肢の中から正解を選択する形式です。

第22問は、サブスクリプションがどのような課金方式を取っているのか?を問うています。何に対して課金するのか?と聞いているのですが、漠然とした記憶だけだと対応が難しい問題です。正解選択肢は、「利用するソフトウェアやサービスの範囲や利用する期間に応じて課金する方式」です。

第25問は、RPAを活用する具体的な事例についての問題でした。この事例は、RPAを現場で使っている方や、RPA体験者は、ラッキー問題だったと想定されます。しかしながら、RPAの仕組みを知らない方にとっては、難しい問いであり、消去法で正解にたどり着く問題ではなかったかと想定されます。

上記以外にも、今のトレンドを取り入れている問題が、複数各課目に散りばめられて出題されていました。毎年、試験問題はその年のトレンドを含みながら進化しています。皆様も、お時間がございましたら、診断士の今年の問題を閲覧されては如何でしょうか? 面白い発見に出会えるかもしれません。 

次回は、1次試験の実績結果と、現場で活用できそうな参考問題についてご紹介できればと思います。

【仲田 香織】

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