【第3期観光プロジェクト】チーム別最終活動報告会開催
プロジェクト活動報告会開催
第3期観光プロジェクトのチーム別最終活動報告会を以下の通り開催しました。
日時 : 2026年5月9日(土) 17時~19時
場所 : かながわ県民センター
出席者: 神奈川県観光協会 望月会長、 秋山COO/事業推進部長
神奈川県中小企業診断協会 天満会長、森監事
公益推進部 竹本部長、小西執行役員
観光プロジェクトメンバー
Aチーム(かながわ屋支援)活動報告
第3期観光プロジェクトAチームは、神奈川県のアンテナショップ「かながわ屋」と地域事業者をつなぐ「翻訳・整理役」として活動を進めてきました。
各種支援機関や既存事業者へのヒアリング、他店調査の結果を踏まえ、以下の2つのテーマに基づく具体的な提案を発表しました。
【1】新規事業者開拓の取り組み
商工会やJA神奈川県信連が持つ県内ネットワークを、実際の商品供給につなげるための仕組みづくりを提案しました。
具体的には、これまで事業者側から見えにくかった取引条件を明文化する「取引紹介資料」の整備や、テスト的催事を通じた段階的な連携モデルの構築を提示しました。
また、新たな切り口として、キッチンカーの機動力を活かし、地域食材と人気メニューを掛け合わせた「食の体験」を催事で提供するアイデアも報告しました。
【2】既存事業者とのコミュニケーション強化
県内のアンテナショップ(道の駅 湘南ちがさき、Sagamix、2416 MARKET)の現地調査から得られた示唆をもとに、商品のストーリーを伝えるPOPの工夫やゾーニングの明確化など、魅力発信の改善策を提案しました。
さらに、催事での顧客の反応や売買の要因を「定性情報レポート」や「フィードバックシート」としてまとめ、事業者へ還元する仕組みを提示、商品改善の対話が生まれる運営サイクルの構築例を提案しました。
本活動を通じて提案した仕組みが、かながわ屋のさらなる魅力向上と、神奈川県内の観光産業・地域経済の活性化に繋がることを期待しています。



Bチーム(特定地域観光調査)活動報告
Bチームは、小田原および伊勢原(大山阿夫利神社)エリアの観光調査を行いました。小田原観光協会に1月にヒアリング調査を実施し、提言としての内容を取り纏めました。
また、伊勢原観光協会にも3月にヒアリング調査を実施し今後の進め方含めて議論をしてきました。
【1】「小田原観光調査」報告内容
小田原は、春の祭りの時期には多くの観光客が訪れる一方で、夏や秋の集客にはまだ伸びしろがあるとのお話を伺いました。
来訪者は一都三県からの日帰り客が多く、特に50代の女性やリピーターが中心です。観光客の数は一定程度あるものの、宿泊や長時間滞在につながりにくく、地域での消費額を増やすことが課題となっています。
小田原の大きな特徴は、箱根や伊豆方面へ向かう途中に立ち寄りやすい「玄関口」としての位置づけです。
今後は、小田原だけで宿泊客を大きく増やすというよりも、箱根・伊豆など周辺観光地と役割分担しながら、行き帰りの時間に小田原で食事・買い物・体験を楽しんでもらう仕組みづくりが重要と考えられます。
また、地域の事業者の高齢化や人手不足も課題となっています。祭りなどのイベント出店へ人手を取られ、本店の営業が手薄になるケースもあり、せっかく人が集まっても売上につながりにくい面があるとのことです。
そのため、観光振興と並行して、個々の事業者の経営支援もあわせて進めていくことが望ましいのではないかと感じました。
今後の施策としては、猛暑を避けるために夏のイベントを秋に移すことや、夏場にはビーチサッカーなど砂浜を活用した新しい集客イベントを行うことが考えられます。今回のヒアリングを通じ、観光協会と中小企業診断士が連携し、地域事業者の経営改善を支援することも一つの方法ではないかと考えています。
【2】「伊勢原観光調査」報告内容
伊勢原、とくに大山阿夫利神社周辺は、江戸時代から多くの人に親しまれてきた歴史ある観光地です。
紅葉の時期である10月から11月に観光客が集中する一方で、それ以外の時期は集客に波があり、年間を通じて安定して人を呼び込むことが課題となっています。
現在の来訪者は日帰り客が非常に多く、宿泊につながりにくい状況にあるようです。
宿坊などの宿泊施設はあるものの、施設の老朽化や人手不足といった課題もあり、宿泊客を受け入れる体制には限界があります。
また、伊勢原駅から大山阿夫利神社方面への移動には時間がかかり、バスの本数など二次交通の不便さも観光客にとってのハードルになっています。
今後は、昼間だけでなく、夜や早朝に楽しめる体験を増やすことが重要であると考えられます。
たとえば、夜間ライトアップ、早朝参拝、朝の自然体験などがあれば、「泊まってでも行きたい」という動機づけにつながるのではと思われました。
また、伊勢原だけで完結させるのではなく、秦野、厚木、小田原など周辺地域と連携し、広域で観光ルートをつくることも有効です。
大山阿夫利神社を中心に、周辺エリアの食・歴史・自然体験を組み合わせることで、日帰りではなく、より長く滞在してもらう観光へ発展させられる可能性を感じました。
今後は、観光客や地域事業者へのアンケートを通じて、何が求められているのか、どの課題から優先して取り組むべきかを明確にしながら、行政や観光協会と連携し具体的な施策につなげていくことが重要ではないかと私たちは考えています。



各チーム発表後の質疑応答では、神奈川県観光協会の望月会長および秋山COOより、かながわ屋の魅力向上に繋がる各種提案へのご評価をいただくとともに、地域観光振興における当協会の更なる協力へのご期待をお寄せいただきました。

【観光協会望月会長・秋山COOとの質疑応答】

【定例会議後の懇親会の様子】
第3期観光プロジェクト 最終定例会議開催
第3期観光プロジェクト第12回最終定例会議を以下の通り開催しました。
日時 : 2026年6月13日(土) 17時~19時
場所 : かながわ県民センター
出席者: 公益推進部 竹本部長、小西執行役員、 観光プロジェクトメンバー
第3期プロジェクトでは、第1期・第2期に続き、県観光協会と協働した県内観光関連事業者景況感調査として、26年4-5月に14事業者へのインタビュー調査を行い、調査報告書を作成のうえ、観光協会に提出しました。
第12回最終定例会議では、各事業者インタビュー担当メンバーからインタビュー時の所感の報告及び質疑応答を行いました。
また、プロジェクト活動の総括および第4期活動案について意見交換を行い、第3期プロジェクト活動を終了しました。


【第3期観光プロジェクト広報担当】 加瀬高弘・京極純平・木本哲二・鳩飼順平




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