理論研修実施報告『老舗酒蔵の経営者3代にわたる環境変化に合わせた経営発展の取組み』
2026年9月26日(土)開催の理論政策更新研修において、厚木市の黄金井酒造株式会社 専務取締役 黄金井陽介様より『老舗酒蔵の経営者3代にわたる環境変化に合わせた経営発展の取組み』のテーマでご講義をいただきました。黄金井様、ご登壇ありがとうございました。
同社は1818年創業で200年近い歴史を持つ老舗の日本酒の蔵元です。
その間、厳しい環境変化を経験し、新たな取り組みにより乗り越えて発展してこられました。
現在、全国的に日本酒の消費の減少が続いている一方で、付加価値の高い製品が金額ベースで伸びています。このような環境を踏まえた、同社の3つの軸での取り組みと成果についてご講義いただきました。
「1 技術の伝承 技術の向上」:季節雇用の杜氏・蔵人による製造体制を年間雇用の従業員の体制とし、属人的だった技術力を会社組織に蓄積しつつ、全国レベルの日本酒の品評会等で常にトップレベルの成績を上げるまでに発展させたお話でした。
「2 地域との共生」:自社の日本酒を中核としつつ、あらゆる地域資源を活かして地域全体をブランド化する取り組みのお話でした。
「3 多角化」:日本酒で培った醸造技術を活かしてクラフトビールを始めとする他酒類の製造・販売に取り組み、軌道に乗せたお話でした。
参加者アンケートでは次のようなコメントをいただきました。
・多角化の対応について参考になった。
・地域唯一の酒蔵経営で技術、事業を地域でどう生かすかがよく分かった。
・酒蔵が地域活性化をビジョンの一つとして掲げる理由がなんとなく理解できた。
・200年の歴史の中での酒蔵の変化がよくわかった。
・様々な環境変化がある中で取り組みの工夫や地域の巻き込みの事例など参考になった。
・地元に根差した企業経営の成功事例として参考になる点が多かった。
・地域との共生、貢献、話題作り等、具体的な方法論が参考になった。
・伝統を受け継ぎつつ、新製品(多角化)に取組む経営姿勢が学びとなった。
・厚木の酒が品評会で1位をとっている事に驚いた。品質の向上にはご苦労されたかと思うが、雇用形態と組織編成で成し遂げたのが興味深い。




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