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【SDGsレポート】自らの環境負荷低減活動は企業としての社会的責任(株式会社セイロモータース)

株式会社セイロモータース

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ホームページ
https://saeilo-motors.co.jp/

1. 企業・事業概要

株式会社セイロモータースの概要を図表1に記します。
同社は自動車整備(車検・修理・板金)を主に、新車・中古車販売、リース・レンタカーを行うとともに、損害・生命保険代理店業務もおこなっています。神奈川県厚木市に本社・本店を構えるとともに、北海道支店、西東京支店、大阪支店と全国4拠点体制で事業をおこなっています。

(図表1)

項目概要
商号株式会社セイロモータース
本社所在地〒243-0021 神奈川県厚木市岡田2丁目13-5  電話:046-226-6891  FAX:046-220-5212
資本金90,000,000円
設立年月日昭和28年7月20日
従業員約50名
経営理念「為に生きる精神」をもとに、真の地球村づくりに貢献する
経営指針1,お客様と共に喜びと感動を分かち合い、共に繫栄する企業を目指す。 2,人と地球にうれしい、豊かなカーライフの提案をする。 3,地域の活性化から社会へと、グローバルな観点で文化発展に貢献する。 4,常に新しい技術やシステムを導入し、創造的な新規事業に挑戦する。 5,社員に自己実現の場を提供し、活力にあふれた革新的な風土をつくる。

2. SDGsや脱炭素に取り組んだきっかけ

最初はお付き合いのある損保会社から環境経営を薦められたことと、また同時期に同社としての新サービスメニューである「エコ車検」(燃費を良くする自動車整備)を開始したこともあり、2004年11月に環境経営としてのエコアクション21を認証・登録いたしました。その後エコアクション21の活動として脱炭素の取組を継続していましたが、神奈川県が「かながわSDGsパートナー」制度を立ち上げたこともあり、2021年5月にパートナー登録もおこなっています。

3. 脱炭素に取り組む目的

環境負荷の大きい自動車産業に属する企業として、自らの環境負荷低減活動は、企業としての社会的責任であると同時に、エネルギー費等のコスト削減や「環境にやさしい」サービス提供での差別化など、企業そのものの競争力向上にもつながっています。また、SDGsや脱炭素に積極的に取組んでいる企業として、従業員のモチベーション向上や意識の高い顧客層への訴求ともなっています。

4. SDGsや脱炭素の取り組み内容と取り組み体制

具体的な当社の取り組みは、エコアクション21の環境経営方針として以下を定めています。

基本理念

当社は、地球環境に配慮した持続的循環型社会の実現が、世界共通の課題であることを認識し、環境経営方針を定めて、環境経営の継続的取組と改善を推進します。

行動指針

  • 省資源・省エネルギー活動の推進
  • エコカー・エコ整備等による有害排出ガスの低減(低燃費・低排出ガス)
  • リサイクル活動による省資源化の推進
  • 廃棄物の削減・分別処理
  • 化学物質の効率的使用と適正管理
  • 環境に関する法令順守
  • 環境経営方針の周知徹底

また同社の取り組み体制は、社長をトップとしてその直下に環境管理責任者を定め、さらに本・支店毎に環境責任者/環境推進委員を置いて活動を推進しています。また事務局としてEA21推進事務局も設けています。

実際の活動内容としては、全社及び本支店毎に「環境活動への取組目標」を定め、目標毎に月次でデータの計測・記録をおこなっています。また四半期毎に環境管理責任者のもとで内容確認がおこなわれ、問題のある場合(目標値を大きく不達成 等)は対策が検討・実施されるなどのPDCA活動となっています。


「環境活動への取組目標」項目と内容は以下となります。

二酸化炭素二酸化炭素排出量
電力使用量
ガソリン及び軽油使用量
廃棄物廃棄物排出量
水使用量
商品エコ車検実施台数
エコカー販売台数
部品リサイクルパーツ購入割合
有害化学物質の使用削減量

環境経営活動としては、「環境活動への取組目標」とは別に「経済活動への取組目標」(総売上高、整備売上高、総取扱台数)も定めていて、本業の業績についても環境経営活動の中で向上を図っています。

5. SDGsや脱炭素に取り組んだ効果・メリット

全社活動として環境経営に取り組んできたことで、Co2排出量は着実な低減が行えています。

また同社は「5S」ではなく独自の「15S」を定め、社員の仕事の質の向上や顧客満足度の向上に取り組んできています。環境経営活動を行う中で、継続的な社員への意識づけが行えています。

このような取り組みが評価され、自動車整備業として「関東運輸局長表彰」「近畿運輸局長表彰」を受賞しています。また脱炭素面では「かながわ地球環境賞」を2019年に受賞しています。
さらにSDGs活動として緑化事業への寄付や、世界の子供たちへのワクチン支援なども行っています。

6. 今後の課題、抱負

同社の環境経営活動は主に「照明消し忘れ防止」「空調設定温度の適正化」「エコドライブに推進」「空調機フィルター清掃」など社員の意識や行動の徹底に依ってきましたが、Co2排出量の削減はかなり限界に近づいてきています。設備的にも照明のLED化や空調機の更新も適宜実施しており、さらなる削減への施策が課題となってきています。


また近年の酷暑化による空調負荷の増大もマイナス要因となっています。これは単にエネルギーコストの増大(=Co2排出量の増大)だけでなく、車両整備作業員の労働環境の悪化ともなっています。
このような状況下において、今後さらなるCo2排出量の削減にむけて、太陽光パネルなど新たな設備や技術の導入の検討を進めていきたいと考えています。


また全国的に自動車整備士の不足が言われており、同社も人材不足・採用難となっていますが、当社のSDGsや脱炭素などの企業文化を訴求することで、共鳴する若い人たちの採用につなげていきたいと思っています。またこれらの若い人たちと一緒に社会に役立ち、社会に貢献し続ける企業として発展していきたいと考えています。

以上

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