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連載企画 展示会に行ってみよう(3) フランチャイズ/事業拡大支援EXPOに行ってみた

第3回目の展示会レポートは2026年1月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイト南1・2ホールで開催されました「フランチャイズEXPO」と「事業拡大支援EXPO」についてお送りいたします。

1.展示会の概要

本展示会は、「事業拡大・経営支援 WEEK【東京】」と題され、法人の「新規事業立ち上げ」や「既存事業の拡大」といった課題を解決するための展示会です。以下の2つの専門展で構成されています。

①フランチャイズ EXPO: 飲食・小売・教育・美容など多種多様なフランチャイズ本部が出展し、加盟店募集や新規事業の相談が行われます。

②事業拡大 支援 EXPO: 経営コンサルティング、M&A、人材支援、DX推進など、企業の成長戦略を支援するソリューションが集結します。

2.来場者に提供できる出展者側の価値

出展者が来場者(経営者、役員、経営企画部など)に対して提供できる価値は、主に以下の点が挙げられます。

①効率的な比較検討の場: 経営課題を解決するための商材やサービス、または多様なフランチャイズモデルが多数出展しているため、来場者はその場で複数の選択肢を比較検討することができます。

②直接商談による課題解決: 会場では出展社の担当者と直接商談ができる環境が整っています。Webだけでは分からない事業の詳細や、個別の経営課題(売上拡大、組織構築、資金調達など)について、その場で具体的な相談が可能です。

③専門知識と最新トレンドの提供: 出展ブースでの案内に加え、著名な経営者による特別講演や、フランチャイズ・経営に関する基礎セミナーなどが開催されており、来場者は業界の最新動向やノウハウを無料で学ぶことができます。

3.展示の中で、個人的興味を引いたものの例

① 教育・スクール事業のフランチャイズ

一般的な教室型学習塾は内装や設備に1,200~2,000万円程度の初期投資が必要となるケースが多いですが、近年注目されているスポーツ教室などは、学校のグラウンドや公共施設を借りることで初期投資を500万円程度に抑えることが可能です。 また、既存の教室型塾については、後継者不足などを背景とした事業承継M&Aの案件が増えています。これらを活用することで、ゼロからの立ち上げよりも少額で、なおかつ既に生徒がいる状態でスタートできます。

② 古物買取事業のフランチャイズ

不況に強いと言われるリユース業界ですが、特に出張買取ビジネスにはまだ競合が少ないブルーオーシャン的な側面があります。出張買取の魅力は、店舗家賃などの固定費が極小で済む点です。特に注目すべきは販路の違いです。日本国内では値がつかないような地方の古い家電やオーディオ機器でも、海外のオークションサイト(eBayなど)に出品すると高値で取引されるケースが多々あります。

③ 不動産事業のフランチャイズ

不動産フランチャイズは、飲食や小売と異なり在庫を持たないため、手元資金のキャッシュフローが良いのが特徴です。駐車場のフランチャイズを含め、入口部分の目立つ位置を占めていました。

④経営コンサルティング

経営判断におけるAI活用の具体例として目を引いたのが、株式会社KUROJIKAのAI経営参謀ツール『FOCAL』です。売上データを瞬時に分析し、どこを伸ばせばよいかという観点から売上の伸ばしどころを一発で見抜く機能を備えており、経営の意思決定スピードを劇的に高める提案がされています。煩雑な補助金申請においてもAIや専門家の支援が加速しています。システム開発に使える補助金のマッチングから申請までをサポートするサービスや2026年の中小企業環境を見据えた補助金活用セミナーなど、資金調達のハードルを下げるソリューションが充実しています。

4.まとめ

フランチャイズは中小企業経営の多角化に利用する提案ができます。コンサルティングでは、最新のAIツールを使いこなしつつも、最後は人と人との信頼関係で泥臭く実行を支援する。これこそが、我々中小企業診断士の真価が問われる領域であり、AIには代替できない最大の提供価値であると強く感じました。

【飯島 利幸】

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