【SDGsレポート】社会課題に挑む人の力を結集し日本をSXする。
SXとは、企業の「稼ぐ力」と社会の持続可能性(サステナブル)を両立し中長期的な企業価値を創造するための戦略指針です。
株式会社コル
▮代表 福元 雅和
▮設立 2015年3月 ▮資本金 500万円
▮所在地 茅ケ崎市浜見平
▮事業内容 :
・インキュベーション事業 「サステナブル・キッチン」
・ウェブメディア運営 「ソーシャルグッドCatalyst」
1.企業概要
➀事業理念は、「食に関わる社会課題の解決を目指す共創プラットフォームづくりをインキュベートする」です。
➁事業内容は、以下5つの事業方針の取り組みです。
⒈食品残渣を食品及び他のものにアップサイクルする。
⒉食に関する廃材をあらゆるものにアップサイクルする。
⒊排出及び製造事業者の交流による新たな価値を創出する。
⒋アップサイクル製品のPR・営業・販売の共同化を推進する。
⒌資源の集配共同化などの共創型ビジネスを創出する。
2.具体的なSDGsの取組内容
▮取り組み内容:
社会課題やサステナブル目標に応じて最適なテクノロジーを組合せ、製品・製造・流通・販売プロモーションに至る共創パートナーの力を結集して‶SolutionⅭhain ”を構築します。事業モデルは、食のアップサイクル・ソリューション成果報酬型のビジネスです。
▮事業領域:
本事業のミッションは、SDGs2・12が目標としているフードロスゼロであり、共感して頂けるパートナー企業が多く出現しており、事業連携をすすめています。社会的起業を目指す先進的企業様を始め、ベンチャー企業とのパートナーシップを結ぶ事業連携が実現しています。
▮事業モデル:
3.取り組みを始めたきっかけ、理由、目的
人や社会の役に立ちたい思いが、取り組み動機です。これまで色々な事業開発をしてきた経験を活かして、人や社会の役に立つ事業を作りたいという思いが先行しています。この事業を進めていく上で、SDGsが社会との共通言語となり、先駆的パートナーと共創できると感じたためです。
4.SDGs活動の成果
~本業・従業員・取引先等いろいろな視点から~
「ソーシャルグッドCatalyst」というウェブメディアを運営し情報発信を行っており、月間10万PV程度のアクセスがあり、多くの方との情報交流が実現しています。27社のパートナー企業と食のアップサイクル・ソリューションに取り組んでいます。取組み事例として、コーヒーの果皮、瀬戸内の未利用魚、未利用クラゲ等のアップサイクルが生まれています。
5.実際に取り組んでわかったこと
~連携先との関係の変化・思いがけない効果等~
本業SDGsへの取り組みが本事業の中核であり、SDGsで網羅されていない課題、その先の課題にも取り組んでいます。社会の課題に取り組むSDGsが世の中に浸透するほどに、当社の取り組み、その先進性に対する理解、共感も高まってきてくると実感しています。食の社会課題を解決するテーマに企業を始め専門家等との繋がりの輪が生れ、ノウハウの蓄積が進んでいます。
6.将来の目標・今後の課題
将来目標は、売れば売れるほど、人・社会・環境が良くなる商品づくりの実現です。食領域における未・低利用資源に秘められた価値の発見・価値の付加、その価値の最適なマッチングによる食の持続的成長に寄与していきます。
課題は、➀未利用資源の発掘 ②新しい製造技術の発掘・連携 ③事業者・消費者との繋がりの構築と 捉え、3つの領域におけるブレイク・スルーの掛算によるシナジー効果の誘発です。
おわりに
本事業に対する代表者の高い知見と、豊富な人脈を合わせ持ち、事業の実現可能性が期待されます。SDGsの先駆的取組みです。
【レポート:堀内 仁】
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