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令3会 同期会座談会(Zoomにて)

 神奈川県協会では伝統的に同期会があり、令和3年も『令3会』が発足致しました。毎月定例会という形で、独立診断士として活躍している先輩診断士の話や、企業内診断士として活躍している先輩診断士の話などを企画しております。
 また同期が自身の専門分野について話す機会や、座談会という形でコミュニケーションを取る機会も提供することで、同期同士の親交を深める場としても機能しております。
 今回は、『令3会』の運営メンバーにインタビューをし、発足から約半年ほど経過した時点での率直な感想をお伺い致しました。
(インタビュー実施日2022年1月3日・Zoomにて)
◆ 皆さんのこれまでのお仕事について教えて下さい。
藤本)みなとみらいにあるIT会社でB2B向け新規顧客開拓の営業を担当しています。コロナ禍もあって、日々悶絶しています。(笑)

堀江)2021年5月の診断士登録と同時に経営コンサルタントとして独立開業しています。

近藤)国家公務員です。酒類製造業界の技術支援に携わっています。あちらこちらの酒造メーカーにお伺いして品質向上や生産性向上などに関する相談に対応しています。

安積)化学会社にて生産技術職、改善業務を経験後、2021年にコンサルティング会社に転職しました。

邨山)ベンチャーのコンサルファームで働いています。主に大企業向けに組織改善、業務改善、新規事業開発、ブランド戦略、マーケティングなどの支援をしています。

鈴木)現在はエネルギー物流の会社に勤めており、出向で石油元売りの配送センターにて製油所からガソリンスタンドや工場などへ届けるタンクローリーの配送の手配や管理の仕事をしています。
◆ 診断士を目指そうと思ったきっかけは何でしたか。
藤本)会社でお世話になったOBの大先輩お二人が現在東京協会、千葉協会でご活躍されており、私も一生働き続けられる仕事をみつけたいと思っていたのでチャレンジしてみました。

堀江)将来様々な形で事業承継が活発化する中で、いい企業があれば引き継いで会社経営をしてみたいと考えていました。診断士となり経営の勉強をする為です。

近藤)現在の仕事に関係する資格で、定年退職後のためにキャリア拡大につながると思い、目指しました。

安積)前職で事業所の改善業務をリードすることになり、様々な部門のメンバーと関わることが増えました。自分の専門性、経験にとらわれず、広い視野でものごとを考える必要性があると感じたことがきっかけです。

邨山)前職でメーカーからコンサルに転職した際に、自分の知識不足や思考力の低さを痛感し、実務経験に加えて体系的に学ぶ機会が必要と思い、診断士を目指しました。

鈴木)以前に会社を経営しておりましたが、自身の至らなさから会社を潰すことになってしまいました。その際に経営を勉強し直し、再チャレンジしたいと思い中小企業診断士を目指しました。
◆ 神奈川県中小企業診断協会の魅力について教えて下さい。
藤本)「神奈川協会では先生とは呼ばない。『さん』付けで呼んでください」と指摘されているケースに何度か出会いました。”OPEN&FLAT”は掛け声だけでなく、組織文化に根付いているのだと実感しました。また、スターターキット、新実践塾、専門道場など各種教育プログラムが充実していると思います。

堀江)診断士という職業がどういう仕事をするのか、様々な先輩方と関係を持つ中で知ることができました。多種多様なバックグラウンドを持った方々を知れる、いい人間観察の場と感じています。

近藤)なんといっても、学びの場が充実していることです。今後、中小企業診断士としてどのように活動していったらよいか分からない中、方向性が見えてきました。

安積)先輩診断士の皆様からのサポートや、教育プログラムが豊富で、診断士1年目でも安心して楽しく活動できるところです。

邨山)診断士初心者から数十年経験を積んだベテランまで入会者の深さがあることと、様々な経験やスキルを持った方が多くいるという人材の広さが魅力だと思っています。

鈴木)大きく2つの魅力があり、1つは多くの方と知り合えるということ、もう1つは教育プログラムが充実しており学びの機会が多いことです。
◆ 同期会の魅力についてどう感じておりますか。
藤本)ビジネスパーソンとして非常に意識が高く、人間としても心から尊敬できる、すごいキャリアの方ばかりだと感じています。同期会では、そうした方々と近くでお話できる機会を持て、大変有意義な活動をさせていただいています。

堀江)診断士としてのスタートをともにする仲間づくりの場として、とても有意義な集まりと感じています。

近藤)最初、右も左も分からない中でのスタートとなりましたが、同期会が核となり先輩診断士とつながり、多くの学びの機会につながりました。

安積)専門性も経歴も多様なメンバーで構成されていて、同期会活動を通じて多くの学びがあるところです。

邨山)同期会はいい意味でほどよい強制感があり、この場のおかげで知れたこと、つながれた方が多いです。個人的には、学校のクラスメイトのような感覚に近いです(笑)

鈴木)まずは多くの方と交流ができるということが大きな魅力です。また、キャラクターの濃い方も多く、これまで付き合いの無かったようなタイプの方が多いのも魅力に感じております。
◆ 令3会の特徴についてどのように感じておりますか。
藤本)普通にサラリーマンをしていたら、絶対に出会えなかっただろう方々との出会いは新鮮で、いつもエネルギーをいただいています。

堀江)年齢もキャリアの背景も様々ですが、皆さん良い人ばかりです。今後とも末永くつき合いのできる仲間ができたと思います。

近藤)様々なキャリアを持った方が集まっていると思います。そのような人が「学びたい」「交流したい」という思いをもって活動しています。お互いの診断士としての視野が広がり、今後の各自の診断士としての活動の大きな糧になっていると思います。

安積)独立を見据えて活動されている方、社内異動や転職を検討している方、次の資格を目指している方など、明確な目標を持ったメンバーが多いと感じます。活力に満ちあふれているところが共通点です。

邨山)ほぼオンラインということもあり、交流やお互いを知ることに意欲的な印象があります。このパワーを同期会活動にも活かしたいです(笑)

鈴木)まず皆さんコミュニケーション能力が高いなと思います。活動の大半がオンラインであったことから、リアルでの出会いに飢えているというのも、特徴の1つかと思います。
◆ 令3会の運営で苦労した点はどのような点でしょうか。
藤本)特に苦労した点はありません。段取り上手で優秀な運営メンバーが、先回りして仕切ってくださいますので、会長をやらせていただいていますが、私の仕事はSlackでサムズアップのアクションをたてるぐらいです。運営メンバーの皆さんには本当に感謝です。

堀江)あまり苦労したことはないです。運営の皆様と打合せをする時間がとても楽しく感じました。あえて言えば、オンラインでの開催が多く、会員の皆様の声が届きづらかったので、皆様がちゃんと満足しているかを常に不安に感じております。

近藤)なんといっても、コロナ下での運営です。できる活動がオンラインでの定例会に限られており、リアルでの飲食を伴う会合に比べて、「学びたい」のニーズにはある程度応えられても、「交流したい」のニーズになかなか応えられていない気がします。

安積)実はそれほどないと思っています。課題や論点は尽きませんが、打合せをすれば建設的な議論を通じてすぐに決まりますし、その後の行動も早いです。メンバーの皆様のおかげなのですが、一緒に活動していてとても楽しいです!

邨山)オンライン前提ということで、参加してくださる方の満足度がつかみにくいため、どういった改善をしていくべきかを運営メンバーで考えることに苦労しています。

鈴木)苦労した点は特にありません。運営メンバーが互いに協力し合うことができ、むしろ助かっております(笑)。
◆ 最後に診断士として2022年の抱負を教えて下さい。
藤本)2021年は、診断士についてほぼ白紙の状態から入り、まずは「診断士の仕事を知り、人脈を広げ、地道にコツコツと力をつける」活動に注力しました。登録グループにも3つ入りました。2022年には、中小企業支援の「バッターボックス」に立つべく、どんどん手をあげていきたいと考えています。

堀江)2021年の1年目としては、とりあえず何でもやってみることで様々なことを学べました。2022年は一人前の診断士として、何が得意分野で何が強みとしてできるのか見極めていきたいです。

近藤)定年退職後には独立診断士として活動していくつもりです。そのために今やっている仕事のスキルを核にしつつも、幅広い実務を学んでいきたいと考えております。

安積)中小企業診断士としてできるだけ多くの事業者様に関わり、ご支援させていただきたいと考えています。また、そのために必要なスキルも並行して磨いていきたいと思います。

邨山)知ることまでに留まったのが2021年でしたので、2022年は活動することに一歩踏み出せたらと思います。

鈴木)可能であれば、2022年中に独立をしていきたいと考えております。
 令3会は、オンライン活動前提にてスタートし、そのあたりに少し苦労を感じながらも、運営メンバーが一丸となり良いものを作り上げようと互いに協力することで、強い絆が生まれたと感じております。
 リアルでの交流の場も少しずつ増え始め、今後はより同期同士が強く繋がることを期待し、定例会の企画を考えていきたいと思います。
 令3会をどうぞよろしくお願い致します。
【北村 之寛】