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同期会
平29会
同期会座談会

平29会をよろしくお願いします!

本年も例年に従い神奈川県協会独自の伝統である同期会が「平29会」として発足しました。平29会は平成28年6月から平成29年5月に当協会へ入会したメンバーで結成され、会員数はこれまでの同期会で最多となる113名となっています。この中から、会長1名、副会長2名、会計2名の計5名の役員と、会場係1名、連絡係2名、総務係4名の計7名の係が選出されました。
そこで、平29会を代表して会長の牧口昌代さん、副会長の齋木真紀子さん、同じく副会長の漆間聡子さんにお話を伺いました。
はじめに、現在のお仕事についてお伺いさせてください。
牧口:経営コンサルタント会社を起業して10年近くになります。現在は複数の中小企業のCFOや顧問として、ハンズオン型の支援を主に行なっています。これまでにIPOの責任者や企業再生の経験もあるため、事業計画策定をはじめ経営全般の支援が可能ですが、資金調達や資金繰りなどの支援を要望いただくことが多いです。

齋木:現在は企業内で応対・業務品質の測定や研修の企画実施、改善支援を行っています。これまで、採用・教育などの人材総合サービス領域や制度構築などの組織コンサルティング事業で法人営業・企画業務に携わり、「女性活躍支援」「生産性向上」「営業力強化」などのテーマを多く手掛けてきました。

漆間:養成課程を修了後すぐに経営コンサルタントとして独立しました。これまでSIerでシステムエンジニア、転職支援企業でキャリアコンサルタントといった職種を経験してきましたので、人材・組織分野やIT分野を得意として支援を行なっています。
診断士を目指したきっかけについて教えてください。
漆間:キャリアコンサルタントとして個人を支援していく中で、働く個人が所属している組織が変わらないといけない面があるのではないかと考えました。組織を変えるというのは経営を変えるということですから、経営について勉強しようと思ったのがきっかけです。

牧口:これまでも中小企業へのコンサルティングを行なってきたのですが、体系的な知識を習得しようと考え、診断士の資格を取得しようと思いました。

齋木:これまで、仕事を通じて企業理解を深め経営課題を的確に捉える手法を学んできましたが、あらためて知識やフレームとして整理し「資格」という形で昇華させたい!という想いを持ちました。
なぜ神奈川県協会に入会しようと思ったのですか?
齋木:診断士登録は2012年ですがこれまでは無所属でした。更新を迎えるにあたり、診断士活動を本格的に行なっていきたい!生まれも育ちも横浜なので地元に貢献したい!という強い思いがあり神奈川に入会しました。あらためて診断士に対する地域の期待や要望を強く感じています。

漆間:私も齋木さんと同じく横浜在住で、横浜に愛着があるため、神奈川県協会に入りたいな、と思いました。実は、人数の多い東京都の協会も検討したのですが、スプリング・シンポジウムで神奈川県協会のアットホームな雰囲気に魅力を感じ、入会を決めました。入会して、雰囲気の良さを実感しています。

牧口:私も横浜在住で、漆間さんと同様に東京協会も考えたのですが、神奈川協会の規模感や住んでいる地域に貢献できる事をやっていきたいと考え入会を決めました。同期も先輩の方も個性的で多才な方が多く、大変刺激になり、教わることも多いです。
現在の協会活動と今後についてお伺いさせてください。
牧口:現在、神奈川県協会では海外展開支援プロジェクトと金融機関連携プロジェクトに参画しています。また、登録グループのつぎ夢研究会でも活動を行なっています。それから、自身の志向している、再生・M&A関連と海外進出支援に関連する、東京の事業再生研究会とM&A研究会、WBAにも参加しています。協会での活動を通じて様々な業種・分野を得意とする診断士の方とネットワークを構築していくことで視野を広げ、自身の業務範囲の可能性を拡大していきたいと考えています。

漆間:現在は金融機関連携プロジェクトと健康経営プロジェクトに参画しています。大好きな地元の協会に入ったからには、例えば商店街支援などの地域に密着した取り組みも今後は行っていきたいです。一般社団法人である協会の正会員として、公共に関わる仕事も行ってみたいと考えています。それから、協会には経験豊富な先生方も多くいらっしゃるので、プロコンとしてやっていくためのノウハウ、仕事の取り方などのセミナーを開催してもらえるととても嬉しいです。

齋木:健康経営アドバイザーを取得していることもあり、新規の健康経営プロジェクトにはすぐに参画しました。プロジェクトの皆さんに色々と教えて頂きながら、やりがいを感じて取り組んでいます。2月に予定されているテクヨコの相談員にも手を上げましたので、とても楽しみです。また、協会所属だからこそできる、行政に関わる仕事があるのではと考えています。まちづくりなどももちろんですが、例えば災害時のBCPについては診断士こそ取り組むべき内容だと近頃強く感じています。将来的には企業や地域活性化の効果的な補助金や、お金に留まらない支援策・包括的なしくみづくりを行政に提案し働きかけることも積極的に手掛けていきたいです。
皆様のアツい思いを伺って司会者もとても刺激を受けました。最後に、平29会で取り組んでいきたい内容と今後の抱負についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
齋木:同期の皆さんに出会い、刺激を受けていることを本当に感謝しています。経験豊富なベテランや元気な若手メンバーのそれぞれの持ち味や専門分野・希望などを共有し、連携・協働を通じて共に成長していきたいです!私自身は、社会の1人1人が活躍できる企業支援や地域活性化支援を通じ、日本を元気にする一翼を担いたいと思います。

漆間:そうですね。数か月活動する中で、同期の皆さんのお人柄や強みが見えるようになってきましたので、連携してできることを具体化していきたいと思っています。そのための情報共有の場は早期に立ち上げたいですね。それから、お互いの強みを持ち寄ってそれを外部に発信していくような活動をしてみたいです。

牧口:情報共有という点では、平29会のメンバーの経験値、今後やりたい事などをデータベース化しようと今まさに動き始めました。メンバーそれぞれで知識や経験の補完が出来るような仕組みを作りたいと思っています。メンバー同士が連携することで満足度の高いサービスを顧客へ提供出来れば、診断士活動の可能性も拡がるのではないでしょうか。入会したてでフレッシュな気持ちの今、平29会の皆で前向きな取り組みを始めて、形を残せればと考えています。先輩方には引き続きご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします!
本日はどうもありがとうございました。
平29会の定例会は月に1度、第3土曜日に行なっています。これまでは会員支援部のご支援のもと、主に協会プロジェクトや登録グループの紹介をしていただいて参りましたが、10月度以降は平29会の役員・係による運営が本格的にスタートします。
 9月度の定例会では、今後平29会で行なっていく来年度のスプリング・シンポジウムの準備に先立ち、平28会の先輩方が行なってきた活動について紹介していただきました。また、スプリング・シンポジウムの企画以外で今後行なっていきたい活動についてグループディスカッションを行い、様々なアイデアが出されました。職歴や年齢なども様々なメンバーですが、同期として神奈川県中小企業診断協会へ入会したご縁を大切にしながら交流を深め、個々の診断士活動に留まらずお互いのバックグラウンドを活かしたネットワークを構築し、協会の活動にも貢献して参りたいと思います。