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診断士インタビュー
荒井由紀子さん
会員

令和を築く診断士 「専門性、バックグランドを活かせる場所」をさがして

― 中小企業診断士としてのビジョン・現在のお仕事について教えてください。
 「自身の専門性、バックグランドを活かせる場所に立ちたい」を念頭に活動をしています。 大学卒業後、製薬会社で研究開発職につきました。長男が幼稚園に入園を機に退職し専業主婦となり、2人の子育てをしていました。しかし、子育てもしっかりしたい、荒井由紀子として何かこれをやっているのだというものを一つぐらい持ちたいと考えていた時に出会ったのが、中小企業診断士の資格でした。多くの人と接する機会がもて、幅広い知識を学べる点に魅力を感じ、中小企業診断士になることを目指しました。
― 現在のお仕事について教えてください。
登録後は、独立診断士として創業支援・再生支援・研修講師の活動をしています。昨年度までは特に女性やシニアの創業支援、ベンチャー企業支援に力を入れて活動してきました。これまでいただいたお仕事は受験生時代の縁や登録後の縁で紹介される案件が殆どで、縁の大切さを感じています。
また、医療経営士2級を取得し、医療経営士神奈川研究会の事務局も務めています。その関係でご紹介頂く医療経営支援の案件もあります。

一般社団法人 日本医療経営実践協会 医療経営士とはhttp://www.jmmpa.jp/about/
― 神奈川県協会の醍醐味を教えてください。
入会1年目に会報委員として協会活動に関わってきました。地元神奈川で様々なバックグランドをもつ前向きな方と知り合えるのが神奈川県協会の魅力です。また、ここ一年は会員向けの研修やセミナーが充実してきており、先輩診断士の貴重な話が聞ける場も充実してきたと感じています。
― 診断士活動のスタンスを教えてください。
 自分が依頼された案件はどのようなことであっても、全力を出してやりきることが大切だと思っています。自分が経験したことのない分野でも良い機会だと思ってやってみる、楽しみながらやってみる、そして、目の前にある案件に誠意を持って取り組めば、必ず次につながります。自分が取り組みたいこと、やってみたいことを出会った人に伝えていくことで縁ができ、道が拓けていきます。
― 今後の展望、やりたいことや実現したいことは何ですか?
今後は自身の特性を生かした場所での活躍を実現していきたいです。
1つ目に医療分野での支援により注力していく考えです。そのために2020年4月より公益財団法人 横浜企業経営支援財団 IDECにて医工連携推進コーディネーターとして活動をしています。専門領域、業界の知識・経験を活かして、横浜市内の中小ものづくり・IT企業、ベンチャー企業、研究者、大学、医療機関をコーディネートしていくことで、医工連携に取り組んでいきます。
2つ目に、今年度は事業再生の仕事にも注力していきたいです。2019年9月に経営革新等支援機関に登録をしました。創業支援と再生支援は一見全く違うジャンルと捉えられがちですが、双方を経験することでいずれの支援についても相乗的に力がつくと感じています。

『医工連携』とは
単なる医学と工学の連携ではなく、医療と工業(産業)の共創により、新規事業を生み出すこと。

今回のインタビューは、時節柄「Zoom」で行いました。荒井さんの温かみのある話し方がwebからも伝わってきました。インタビューにご協力頂きました荒井由紀子さん、ありがとうございました。ますますのご活躍を期待しています。