
令和7年 賀詞交歓会
令和7年1月8日(水)、神奈川中小企業センタービル 14階 多目的ホールにて、賀詞交歓会を開催しました。来賓約40名、会員約60名にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。
冒頭、(一社)神奈川県中小企業診断協会 天満会長が、年始の挨拶を行いました。各中小事業者に、私たち中小企業診断士がどう寄り添うか、「社会に必要とされる診断士」を目指そうという新年の抱負を述べられました。また、協会会員が800名を超える中で、さまざまなテーマの診断士の学びの場、無料経営相談やセミナーの開催など実践の場、他のコンサル会社にはない公益に資するSDGsや観光振興のプロジェクトにも力を入れて、地域に貢献していく話がありました。
続く、(一社)神奈川中小企業診断士会 貝吹理事長から、厳しさを増す外部環境の中で、私たちが「大丈夫ですよ」と答えられる伴走支援を進めていこうという抱負をお話しいただきました。 (一社) 日本中小企業診断士協会連合会(略称:日診連)松枝会長からは、創立70周年の昨年10月、名称を変更したことを踏まえ、「事業者の経営の未来をデザイン」するために、「経営者に寄り添い、ともに計画実現に向かう」意欲ある中小企業診断士が求められる時代であるとエールが送られました。
記念講演は、神奈川大学経営学部国際経営学科田中則仁教授より、「国内中小企業経営の現状と国際化 中小企業診断士の意義」について、ご講演をいただきました。

中小企業の経営は、「河原で、裸足で、凧揚げをする」ようなものだというお話のもと、中小企業診断士には、経営者の足元を照らす役割を果たしてほしいし、経営者の背中をひと押しする賛同者であってほしいし、時には、経営者の手綱を引き締める制動力であってほしいというお話をいただきました。
内外の有名な経営人財の事例から、こうした存在の必要性をお伝えいただきました。お話を伺いながら自分はそういう役割を果たせているのか、日々の支援活動を振り返り、新たな課題や今後の方向性を見出す機会をいただいた時間でした。
懇親会も、来賓を含む多くの方に参加いただき、開催しました。熱く語っている参加者の姿を多く見かけ、つながりの大切さを感じました。

今後、石破政権下での中小企業政策の行方やさまざまな支援策、国際情勢では、トランプ政権のスタートや韓国の政治混乱などある中、米や農作物、ガソリンを含む物価高騰等の影響も続き、企業経営にとって、よりいっそう厳しい状況となることが予想されます。私たちは、個々の中小企業診断士として、中小企業診断士の集まりである協会として、参加いただいた行政や支援機関・金融機関の皆様とともに、できることを一つずつ実行していく必要があると考えています。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
【広報部 増田 竜雄】
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