診断士インタビュー
森田真理子
会員
令和を築く診断士「つないで終わらない、事業承継の伴走者」
- 「令和を築く診断士」では、さまざまな分野で活躍されている協会員の皆さまをご紹介しています。今回は、2024年に中小企業診断士として登録され、証券会社で長く携わってきた相続・事業承継の経験を生かして2025年に独立、現在は中小機構の中小企業アドバイザーやセミナー講師として事業承継支援に取り組まれている森田真理子会員にお話を伺いました。
- ■プロフィール
- ・2024年 中小企業診断士登録
・2025年 独立 事業承継を中心に各方面で活躍中
- ■自己紹介
- はじめまして、森田と申します。新卒で入社した証券会社を一度退職し語学留学や出産を経て証券業界に戻りました。在籍は通算20年余り、うち10年余りは相続・事業承継の担当です。経営者の方から「ありがとう」と言っていただける、やりがいのある仕事でした。
- ■診断士を目指したきっかけ・独立の決断
- 経営者の方と接する中で経営を学ぶ必要を感じ、診断士を取得しました。ただ会社員では、ニーズを拾って専門部署や提携先につなぎ、結果を聞くだけ。もっと直接伴走したいと思い、前職のお客様を引き継げないゼロからの状態で独立しました。
- ■現在の活動
- 今の仕事の柱は3つです。中小機構の中小企業アドバイザー(事業承継)として月8回、支援機関の方々と承継推進の企画を作っています。墨田区の経営相談窓口には月7回、セミナー・研修講師は今年26件ほどお話をいただいています。証券会社時代はつないで終わりでしたが、今は課題の抽出からロードマップ作りまで伴走しています。お仕事の多くは、養成課程の講師の方からの紹介がきっかけです。
- ■大切にしていること
- 大切にしているのは、勤勉であることと強みに絞ることです。お客様以上に情報を押さえておくのは最低限のマナーだと思っています。1年目は何でも受けて苦労しましたが、今は承継・創業・お金周りを「人に伝える」形でやっていこうと思っています。
- ■今後の抱負・診断士へのメッセージ
- 当面の目標は、今いただいている仕事を、慢心せずにちゃんとやることです。商工団体や金融機関、自治体など、事業者を支援する側の方々を支える中小機構の仕事も続けていきたいです。
診断士の皆さんには、事業承継は専門知識がないからと身構える必要はないとお伝えしたいです。
一番大変なのは、事業者さんに「やんなきゃな」と思っていただくまで。ビジョンを描いてもらうことと情報収集は、普段の支援の中でできます。そして、とにかく動くこと。動かないと何も始まりません。人の多い場が苦手な私でも、「えいっ」と出向くと、新しい出会いや後々のつながりが生まれます。診断士以外の場に顔を出す方が、診断士として目に留まりやすいと思います。 - ■後記
- 「動かないと何も始まらない」という言葉が心に残りました。証券会社時代に感じた“つないで終わり”という限界を越えて自ら支援の幅を広げ、今では支援者へのサポートにも携わっておられる。その歩みこそ、動き続ける姿勢そのものだと感じました。
- 【安田 幸一】