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診断士インタビュー
有村 知里
会員

有村知里会員インタビュー

令和を築く診断士「社会に応えるインプットと実践でのアウトプット」

神奈川県内を始め全国でご活躍されている、有村コンサルティングオフィス
(http://www.arimura-c.com/) 代表の有村知里さんのご紹介です。
プロフィール
・1995年診断士登録
・1997年独立開業
・消費生活アドバイザー、商工会議所相談員
・趣味:合唱
まず初めに現在の仕事について教えてください。
中小企業の経営改善・経営革新計画支援・新規事業支援等を中心に、申請・策定段階から実行段階までサポートしています。補助金・融資の申請では、行政での勤務経験を活かし、採択後の相談や補助事業がスムーズかつ確実に実行され、軌道に乗るまでフォローします。また、事業計画の策定では、中小企業の現場経験を活かし、社長と社員が一丸となり、しっかりと経営計画が実行されるよう、定期的にミーティングを行い、社長や社員と伴走し経営サポートしています。その他、創業・新事業展開セミナーや異業種交流会にも注力してい
ます。
中小企業診断士を目指したきっかけは何ですか?
当時勤務していた中小企業は短期間で急成長し、体制や仕組みが追いついていませんでした。経営課題から現場で発生する問題まで、様々な話が耳に入り、自分も問題に直面していました。業務の中で生じた疑問について、課題を解決するための明確な解をもちたいと考え、以前から興味があった中小企業診断士の勉強を始めたのがきっかけです。
資格をとってからはどのような活動をされてきましたか?
中小企業診断士の勉強を通して経営全般の知識を得たことで、それまで実務の中で何となく行っていたことが、どのような理論に基づき行われていたのかを理解できるようになりました。実務と理論が有機的に結びつくことで、仕事に対して納得感ややりがいを得られました。その反面、経営や組織の課題について、もっと専門性をもって支援をしたい、という想いも芽生えてきました。
そこで、①中小企業で培った現場経験、②女性ならではの視点や精細な意見を出せることの強みを活かしたいと考え、資格取得から2年後に独立開業をいたしました。その後、サービス業・製造業・建設業・卸売業・販売業等、様々な業種の支援を行うとともに、経営革新・新事業展開・創業等のセミナー講師、各種会報・専門誌等への執筆掲載、審査員等を経験してきました。
これまでの活動を通して大切だなと感じていることを教えて下さい。
経営コンサルタントとして大切にしている考え方は、①とにかく黒子に徹する、②納得は行動につながる、③あきらめずに答えを見つける、の3点です。
経営コンサルタントの役割は社長や会社の発展をお手伝いすることであり、「主役」は社長です。社員には私から直接指摘するのではなく、社長から語っていただくようにしています。また、施策について、社長の腑に落ちるまで納得してもらうことが必要です。社長に実行していただかないと、コンサルタントとして成果を上げることは難しくなります。さらに、社長に気づいてもらうため、ヒアリングを通じて社長の想いを掘り出していきます。会社の中にヒントがあり、実際に動いてみることも必要です。壁にぶちあたることも多いですが、少しずつ答えに近づいていきます。このようなプロセスを何度も踏み、あきらめずに答えを見つける気持ちを大切にしています。
最後に、「社会の要請に応える”ための“令和に求められる診断士像」につき、どのようにお考えでしょうか。ご自身の経験を基に教えて下さい。
中小企業をとりまく社会の環境変化に対応するためには、アウトプットだけではなく、自身のスキルを向上するためのインプットも大切です。最近6次産業化に興味を持ち、神奈川県中小企業診断協会主催の「食Pro.育成プログラム」に参加し、「食の6次産業化プロデューサー」レベル3を取得しました。社会の要請に応えるためのインプットと実践でのアウトプットは車の両輪であり、今後も中小企業診断士に求められていくと考えています。