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診断士インタビュー
眞里谷理恵
会員

令和を築く診断士「企業の声を聴き、寄り添う力」

令和を築く診断士」では、様々な分野で活躍している協会員の方々をご紹介しています。今回は、眞里谷理恵会員にお話を伺いました。2018年に診断士登録し、2022年に株式会社シュハリ・プログレスパートナーを設立。宮城と横浜の2拠点で精力的に中小企業の支援活動を展開されています。
プロフィール
・2018年診断士登録
・宮城と横浜の2拠点で支援活動を進めている。
● 自己紹介をお願いします
私は関西出身で、これまでイオンでの売場立ち上げ、パーソルキャリアでの営業リーダー、広告代理店やメーカーでの販促業務など、さまざまな仕事を経験してきました。夫の転勤により宮城に2度転居し、2019年から仙台で5年間暮らし、それ以前には2011年の東日本大震災も仙台で経験しています。当時、何も役に立てなかったという無力感は、今でも心に残っています。だからこそ今でも宮城の企業のお役に少しでも立ちたいという思いがあります。
●診断士になる決断をした理由を教えてください
会社員時代、営業として他部署との連携の難しさを痛感する中で、「現場を理解して部署や人をつなぐ存在が必要だ」と感じたことが、診断士を目指すきっかけになりました。とはいえ、資格取得までは平坦な道のりではありませんでした。仙台から横浜に転入して子どもが保育園に入れず、働けない時間に自宅で育児をしながら勉強を続け、ようやく合格しました。その後また転居し、宮城では商工会議所や活性化協議会など様々な公的支援機関で働く機会に恵まれ、多くのことを学び経験させていただきました。だからこそ育ててもらった感謝の気持ちを忘れず、恩返しをしたいという気持ちは今も変わりません。
●現在の活動について教えてください
現在は横浜を拠点としつつ、宮城にも定期的に通いながら、2拠点で活動しています。宮城では、震災やコロナでダメージを受けた企業を中心に、活性化協議会や金融機関と連携し、事業再生や経営改善の支援を、神奈川では、公的支援機関の窓口相談対応や、神奈川・東京の企業への利益拡大や組織力向上の支援をさせていただいています。どちらの地域でも、企業へのヒアリングを重ねて、企業や人の魅力を引き出し、経営者や従業員が前向きに取り組めることで成果に繋げられるような支援を心がけています。
●大切にしていることやポリシーはありますか
私が一番大切にしているのは、経営者や企業へのリスペクトです。事業を続けていることは、苦労もされ本当に大変なことだと思っています。まず話をじっくり聞き、課題を指摘するよりも、魅力を見つけて引き出すことを大切にしています。弊社の「成果を楽しむ仕組みづくりのパートナー」という言葉には、笑いもある関係性を築きながら一緒に前向きに取り組み成果を出す、それを組織で楽しめる風土に変えていくという思いを込めています。もちろん、数値面などの現実的な指摘はしっかり行いますが、その企業にとって実現可能かどうかも考えて伴走する姿勢を大切にしています。
●今後の抱負を教えてください
神奈川での活動も2年目に入り、公的支援機関や企業から頂くご依頼も少しずつ増えています。これからも自分自身の腕を磨き続け、より良いご支援ができるよう成長していきたいと思っています。経営者と直接向き合って信頼関係を築き、一緒に成果に繋げていくことを大切にしていきたいです。関西には戻る予定はありません(笑)。自分の個性が埋もれてしまう気がして…。これからも、宮城と神奈川の2拠点を大切に、ご縁を紡ぎながら私らしく支援を続けていけたらと思っています。
●後記
眞里谷さんのお話からは、経営者に真摯に寄り添う姿勢が強く伝わってきました。震災を経験されたからこその地域への想いや、言葉より行動で信頼を築くスタイルに、支援者としての本質を感じます。飾らず、しかし芯のあるその姿勢に、私自身も学びを得ました。今後のご活躍を心から祈念しています。
【梶 敦次】