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中小機構との連携で学ぶ支援施策と伴走支援の実践知~会員企画実施報告

2025年3月2日(日)、神奈川県中小企業診断協会の会員企画として、「中小機構による中小企業支援者向け講習会」を開催しました。この企画は、令5会堀口明徳会員によるものです。会場はKIP(公益財団法人神奈川産業振興センター)第一会議室。会場参加38名、オンライン参加約50名と、多くの診断士が参加する企画となりました。

「支援先にもっと役立つ情報を届けたい」「伴走支援の進め方を実践的に学びたい」「他の診断士と交流したい」。そんな会員の関心に応える形で実施された今回の講習会は、知識の習得にとどまらず、支援者としての視野を広げる貴重な機会となりました。

中小機構の支援策を体系的に学ぶ

講師には、独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東本部の中小企業アドバイザー、長澤秀幸氏をお招きしました。

講習会は二部構成で行われました。第一部は「中小機構のご紹介」。中小企業支援に活用できる各種支援施策や支援ツールについて、実例を交えながら解説いただきました。

参加者からは、J-GoodTech、IT経営サポートセンター、ここからアプリ、地域活性化パートナー制度、J-Net21、E-SODANなど、診断士が支援現場で活用できるツールを体系的に理解できたという声が寄せられました。

「知らない制度やサービスが多かったが、今回の講習会をきっかけに整理できた」「今後の中小企業支援の幅が広がる可能性を感じた」といった感想もあり、実務に直結する内容として高く評価されました。

伴走支援の進め方を実践的に理解

第二部では、「経営力再構築伴走支援の進め方」をテーマに、支援の視点や支援の目利きについて学びました。

単なる制度説明ではなく、長澤氏ご自身の支援経験をベースに、経営支援の現場でどのようなプロセスをたどるのか、どのように経営者の気づきや自走化を促すのかが具体的に紹介されました。

特に、傾聴の重要性、プロセスコンサルティング、自走化を妨げる「5つの壁」への対応などは、参加者の関心を集めました。参加者からは「伴走支援の考え方や進め方がよく分かった」「講師の経験に基づいた実践的な内容だった」「配布資料の質が高く、復習にも役立つ」といった声が寄せられました。

アンケートでも高い満足度

アンケートは33名から回答がありました。役立ち度については、23名が「大変役に立った」、9名が「役に立った」と回答し、回答者の多くが内容に満足していたことがうかがえます。次回への要望としては、個別ワークやグループディスカッションを取り入れた形式、より具体的な支援事例の紹介、事業承継・価格転嫁・人材確保などテーマ別の開催を望む声がありました。今回の企画が、今後の学びの場づくりへの期待も感じられます。

会員発の企画が学びと交流を生み出す

今回の講習会は、神奈川県中小企業診断協会の会員企画制度に基づいて実施されました。当協会では、全会員を対象に、自由な企画提案を募集しています。

対象となる企画は、セミナー・ワークショップに限らず、交流イベント、企業訪問・見学会など多岐にわたります。企業内診断士、独立診断士、若手、ベテランを問わず、会員一人ひとりの専門性や問題意識を活かせることが、この制度の大きな魅力です。

また、会場費や外部講師謝礼などの活動資金は協会が支援しています。「こんなテーマで学びたい」「この分野の専門家を呼んでみたい」「会員同士の交流の場をつくりたい」というアイデアを、実際の企画として形にしやすい仕組みです。

講習会後には有志28名による懇親会も開催され、講師とのネットワークづくりや会員同士の交流が深まりました。学びとつながりの両方を得られる点も、会員企画ならではの価値といえます。

今回の企画は、会員の企業支援力の向上と、会員間ネットワークの拡大という目的に沿った、大変意義深い取り組みとなりました。今後も、会員の皆さまの専門性や関心から生まれる企画を通じて、神奈川県中小企業診断協会ならではの学びと交流の場を広げていきましょう。

以上

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