【実施報告】マスターコース「事業再生講座」
- 本講座の目的
中小企業を巡る経営環境は激しく変化し、事業再生が必要になるケースは今後増えていくと予想されます。一方、実践においては、豊富な経験・スキル・知識を駆使して、総合的な取り組みが要求されるため、この分野のエキスパートを目指す方のスキル向上に資する目的で企画しました。 - カリキュラム、受講者
① 事業再生総論、②事業再生各論(経営)、③事業再生各論(法律)、➃事業再生各論(会計)、➄ケーススタディの5回(毎月1回開催)とし、12名の方にご参加頂きました。(③、➃は社外講師) - 開催状況
第1回は1月13日(土)に協会会議スペースにて開催しました。県士会の井上真伯講師により、「事業再生総論」のテーマで、「再生支援者としてあるべき姿」を皮切りに、「事業再生支援の進め方」、「事業者の実態把握についての留意点」、「事業再生における着地点の考え方」をご説明頂きました。参加者からは「ケーススタディで気が付きましたが、社長インタビューで現状を正しく聞き出す力が如何に重要であるか改めて認識しました」、「テーマとは違いますが、清算、自己破産についても詳しく知りたかった」との声が寄せられました。
第2回は2月15日(土)に神奈川産業振興センター13階会議室にて開催しました。県士会の平田仁志講師により、「事業再生各論(経営)」のテーマで、「405 事業で求められる経営改善計画について」を講義の導入として、「デューデリジェンス」、「改善策の進め方」等についてご講義を頂きました。参加者からは、「革新的戦略の選定において、講義と事例が実践的で参考になりました」、「もう少し、講義の時間、演習の時間が欲しかった。1日では、難しいかもしれませんが。ただ、大変勉強になりました」との声が寄せられました。
残念ながら、第3回以降は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う協会方針により中止としました。今後、状況を見ながら、仕切り直しをする予定です。
【清見 哲郎】
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