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令和5年度 新実践塾(第4回・第5回)の報告

神奈川県中小企業診断協会では、会員向け研修の充実に力を入れています。新実践塾は事例を通じて「現場力」を磨くことを目的として、グループワークに重点を置いた参加型の研修です。具体的には、経験豊富な講師の話を聞いた上で、具体的な事例をもとに自分で考え、意見交換をし、さらに別の意見を聞いてから、講師の解説を聞くという流れで学びが深まっていくことが特徴です。

令和5年度「新実践塾」は10月から2月まで全5回開催し、1月に第4回目、2月に第5回目をどちらも神奈川中小企業センタービル会議室にて行いました。

第4回は1月21日(日)に「レッドオーシャンの事業承継分野で診断士はどう動く?」と題し、辻岡珠磯会員を講師に開催しました。

中小企業の事業承継の現場に精通している講師による講義のあと、グループ討議をしました。実際の事業承継の事例を使い、中小企業診断士としてどう考え、提案していくのかを検討し、発表しました。グループ毎に着眼点が異なり、講師が「なるほどと」言う場面もありました。本研修の特徴は、単に事業承継の知識を得るものではなく、中小企業診断士として何を顧客に提案し、ビジネスに繋げるのかということに視点を置いた点でした。講師、受講生ともに中小企業診断士ということで実現できた内容です。

アンケートでは、「士業や金融機関などの考え方がわかった」「中小企業診断士のビジネスモデルにも踏み込んでいた点は大変参考になりました」などの声がありました。

第5回は2月18日(日)に「運送業の価格交渉支援 ~外部環境変化への対応~」と題し、井手慎吾会員を講師に開催しました。

前半は、講師が実際に支援した事例をもとに、データの読み解き方と、それを使ってどのように価格交渉をしたのか、などの講義でした。後半は、データを使って、どのように発注元に対し交渉をしていくのかをグループ検討しました。発表では、グループ毎にポイントが異なり、気づきが共有できました。運送業という特定の業種を取り上げたものの、下調べやデータ集めなど、他業種の支援においても参考になる内容でした。アンケートでは、「データに基づいた交渉価格の算出プロセスを具体的に学ぶことができた点が役に立った」「リアルな価格交渉で使える資料を使い、ワークができた点が大変良かったです」などの声がありました。

令和6年度も新実践塾を開催し、会員のスキルアップを図っていきます。

【会員支援2部 大野千佳】

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