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かながわ農食支援グループ 活動報告

 11月28日(日)、かながわ農食支援グループの月例会として、増田さんの企画による葉山牛肥育農家「石井ファーム」様の見学会を開催しました。葉山牛を肥育する石井ファームの現場視察と石井社長様のお考えをうかがいました。

  • 神奈川県内で肉牛肥育農家として初めて農業HACCPを取得した経験と実績から来る畜舎の安全衛生へのこだわり
  • 資源を循環させて健康で病気にかからない牛を育てる飼料へのこだわり
  • ブランドに安住せず地域のお客様においしい牛肉を食べてもらうために立ち上げた独自の直売所の仕掛け
  • 子供達にこの農場を承継するために地位貢献にもつながる将来の事業構想

などたくさんのお話を伺いました。

当日参加したメンバーの感想は次の通りでした。

  • 時代の変遷の中で、変えるべきことと変えてはいけないこと、今やるべきこと、これからやっていきたいこと、現在の延長でなく、将来の「ありたい姿」から、そこに向かうために必要なことを進めている。
  • 地元の葉山を高めていきたいという思いと変化する外部環境に適応して変わらなければならないという信念に基づき、地域の他事業者の方々と連携して、地域に貢献するさまざまな取り組みを進めている。
  • 清潔な牛舎と元気な牛たちの姿と社長の将来のビジョンを強く感じた。その前向きな考えが、周りに人を集め、周囲に対しての感謝、謙虚な姿勢が共感を生みだしている。
  • ビジョンを明確に言語化していることで、地域のお客様、ご家族、取引先等さまざまな関係者に強い共感が生まれている。
  • 葉山の活性化を重視し、具体的な取組を計画・実行し、先頭に立って、地域貢献を実行している。地域の顧客とそのニーズを把握し満たそうとしている。

 石井社長の言葉と行動は、(マーケティングという言葉は使わないけれど)実施していることは顧客視点であり、(6次産業化という言葉は使わないけれど)地域の事業者との連携によって地元貢献の中心的な役割を担っておられます。これからの農業事業者に求められる姿を誰もが感じた見学会でした。

 日本の農業の現状は、就業者数の減少、高齢化、耕作放棄地の拡大など、厳しい現状の一方で、耕作規模を拡大する農業法人・企業参入の増加など構造変化が進んでいます。農業という産業が稼げて魅力ある産業になるために、中小企業診断士がもっと農食分野の知識と経験を増やし、農業の「マーケティング」と「6次産業化」をサポートできればと考え、当グループは活動を行っております。診断士として農食分野に関わり、サポートしたい方は、是非当グループに参加いただき、一緒に活動しましょう!

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