診断士として100歳まで活躍するために~会員企画実施報告
2026年12月14日(日)、神奈川中小企業センタービル第1会議室にて、「人生100年時代を考える」を開催しました。この企画は、1987年に診断士登録をされ、2025年に神奈川県協会へ入会された後藤貴昌会員によるものです。テーマは「人生100年時代に診断士として歩むキャリアといきがい」で、若手からベテランまで、会場19名・オンライン50名の計69名が参加しました。世代を超えて学びを共有する、充実した時間となりました。
4名の診断士による多様な観点でのディスカッション
登壇者は、1978年登録の小野浩会員、2022年登録の石井信裕会員、2012年登録の折笠勉会員の3名。企画者の後藤貴昌会員(1987年登録)がモデレーターを務め、それぞれの経験談や実践事例を紹介しました。
健康・体力の維持、社会課題への関与、独立準備や差別化の工夫など、多様な観点から「長く続けるためのヒント」が提示されました。冒頭の趣旨説明では、人生後半の”キャリアの再設計”や、社会への貢献を軸にした持続的な活動の重要性が語られ、参加者の関心を集めました。
「貢献寿命」という新しい視点
パネルディスカッションでは「100歳に向けての未来」をテーマに、活動継続のコツ、モチベーション、学びの継続、貢献のあり方などを掘り下げました。
参加者アンケート(19名回収)では、活動継続の鍵として「貢献・利他」が最も多く挙げられ(7件)、次いで「健康・体力」(5件)、「好奇心・学び」(4件)、「キャリア・目標」(4件)という結果に。スキル面だけでなく、心身の基盤や学びの継続が重要であることが浮き彫りになりました。
特に印象的だったのは「貢献寿命」という概念です。複数の参加者が「何のために続けるのか」を再確認する契機になったと回答。具体的な実践意向として、年間30万円の自己研鑽投資や、「始めるのに遅すぎることはない」という前向きな姿勢を取り入れたいという声が寄せられました。
若手層とベテラン層が交流、未来へつなぐ
参加者の属性を見ると、診断士歴3年未満が最多(52.6%)で、次いで10~20年(26.3%)という結果でした。若手層とベテラン層が中心となり、世代を超えた学びの場となったことがわかります。
参加目的として多かったのは、「先輩診断士の生き方・考え方を学びたい」「今後の活動方針・キャリア形成の参考にしたい」「定年後・還暦後も含め、長く活動するヒントを得たい」といった声。登壇者へのメッセージでは、行動力・経験への敬意、今後の活躍への期待、勇気づけられた旨のコメントが多く寄せられました。
会員発の企画が、会員同士の学びを生み出す
今回のような企画が実現できるのは、神奈川県中小企業診断協会の会員企画制度のおかげです。この制度では、会員自身が「こんなテーマで学びたい」「この経験を共有したい」という想いを形にできます。
実際、本企画も後藤会員の「長く活動を続けるヒントを共有したい」という発想から生まれました。企業内診断士、独立診断士、若手、ベテラン——立場や経験が異なるからこそ、会員同士で学び合える価値があります。会場費などの活動資金は協会が支援しますので、「自分の関心テーマで仲間と学びたい」という方は、ぜひ企画提案を検討してみてください。
終了後の懇親会には15名が参加し、登壇者・参加者間での交流が深まりました。本企画は、世代を超えて学びを共有し、今後の行動につながる視点(貢献寿命/健康/学び/キャリア再設計)を得る機会として、大変有意義なものとなりました。
以上




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