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自分ごと化を設計する組織支援 ~6回の社内セミナーで実現した組織力強化~
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竹内 可奈(たけうち かな) 2025年5月登録、神奈川県入会年度:令和7年 自己紹介建設会社で経理業務に従事しながら、企業内診断士としてコンサルティング事業を立ち上げています。経営理念策定支援と組織力向上、資金繰り改善を専門としています。
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メールアドレス:sts_sts4274@yahoo.co.jp
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はじめに
自社の課題は、「受け身の仕事」でした。 指示されたことは正確に行うものの、自ら課題を見つけて動く文化が弱い。なぜ自分ごととして行動できないのか。この問いから、組織力強化を目的とした全6回の社内セミナーを主催しました。今回は、その成果を3つの観点から整理いたします。
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主体性の向上
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最初に取り組んだのは、心理的安全性の設計です。 主体的に自社について考えるきっかけとなるように、全員を「〇〇社長」と呼び合い、各社長の発言を否定しないというルールを明確化しました。さらに、SWOT分析を個人ワークとチーム討議で実施し、戦略を多数決ではなく議論で決定しました。 その結果、戦略は「与えられた方針」から「自ら選んだ方向」へと変化しました。 会議での発言者は2名から5名へ増加し、若手社員からも具体的な改善提案が出るようになりました。組織力強化の第一歩は、主体的に動く人の数を増やすことでした。
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実行力の構造化
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戦略決定後は、目的・KGI・KPI・役割分担・リスクまで具体化しました。 リスクは回避・低減・移転・受容の4分類で整理し、不安を構造化しました。評価指標は「評価する側とされる側が納得できること」を基準に設定しました。
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その結果、戦略は抽象概念にとどまらず、日常業務の行動単位へ翻訳されました。組織力とは精神論ではなく、実行できる構造を持つことだと実感しました。
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共通判断軸の確立
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最終回では、チームの行動指針を言語化しました。 決定した言葉は『速く、正確に、そして共に』です。 この言葉は、戦略・数値・役割分担を統合した判断基準となりました。迷ったときに立ち返る軸が生まれたことで、意思決定のスピードと一貫性が高まりました。 組織力とは、個人の能力ではなく、共通の判断基準を持つ力でもあります。
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おわりに
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6回のセミナーを通じて得られた組織力強化の成果は、 ① 主体性の向上 ② 実行力の構造化 ③ 共通判断軸の確立
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受け身の組織は、構造を変えることで自走する組織へと変わります。
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企業内診断士としての実践ではありますが、本プロセスは支援現場でも応用可能であると考えています。本稿が、皆さまの組織支援の一助となれば幸いです。
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