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診断士になって芽生えた当事者意識の重要性
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国プロ業務の紹介と 後継者の立場から見た診断士資格の可能性
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中村 卓哉(なかむら たくや) 2021年度診断士資格取得、同年神奈川県入会 自己紹介:1985年生まれ、兵庫県神戸市出身、相模原市在住、4児の父。 2009年、大学の農学部農業経済学科卒業後、都市銀行及び人材紹介会社の営業職を務めた後、2017年に独立。その後、国プロ業務の支援に主に従事。2021年度に診断士資格を取得し、現在に至る。
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メールアドレス:tnakamura04060307@gmail.com
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はじめに
特定分野での長い経験はありませんが、自己紹介を兼ねて現在の仕事内容、診断士取得後の1年の振り返り、また、自身が「後継者である」と気づけた1年でもあったので、自身の中での診断士活動の位置付けを記載致します。
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現在の主な仕事内容(国プロ業務の支援)
国プロとは、国会の予算承認を得たプロジェクトに対し使われる呼称で、経産省や農水省等の政府系機関が行っている研究開発プロジェクトです。プロジェクトへの応募には研究開発内容を中心に煩雑な提出資料を揃える必要があり、採択された後も度重なる資料の提出や、研究報告書の書式規定も厳しいため、作成には多くの時間がかかります。これらの予算は国のお金であるため、複雑な経理事務を余儀なくされるのが実情です。
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現在はこのような国プロ業務支援を行う企業から一部の業務を受託し、経理検査業務の支援やプロジェクト受託企業に対する経理支援を行っています。
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応募要項の内容に沿った事業計画のアウトライン作成や会計報告用の帳簿作成を行っていますが、診断士業務としての企業支援における事業計画作成支援やサポートに役立つものと思われ、モチベーション高く従事しています。
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診断士取得の動機と取得後1年の振り返り
独立当初、漠然と農業系のコンサルタントとして独立しようと考え取得を決意しました。これまでの活動は大きく3つです。
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①かながわ農食支援グループへの参加と食プロの受講 まずは農業との接点ということで農食支援グループに参加しました。ここでの出会いから食プロ(食の6次産業化プロデューサー)を受講することを通して、今後の診断士活動における農業との接点についてイメージを膨らませております。
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②飲食店支援プロジェクトへの参加 また同じく農食支援グループに参加しているメンバーから飲食店支援のプロジェクトにお誘い頂き、初めて相談業務を行いました。等身大の自分が目の前の人のお役に立てている感覚を得、今後の診断士活動における顧客コミュニケーションのイメージをつかみました。
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③経営改善計画作成のお手伝い 実務補習の指導員の方からの紹介で、経営改善計画作成のお手伝いをしております。銀行時代にできなかった、「雨の日に傘を貸す仕事」だと感じており、今後の診断士活動におけるスキルの源泉として磨いて参ります。
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診断士活動の自身の中での位置付け
父が化粧品会社の創業者で、規模は小さいが現在は上場しております。父と腹を割った話をしたことはなく、自身は父とは別の道に進みたいがために「継ぐ」という選択肢は今までありませんでしたが、もろもろきっかけがあり、自身の中に「継ぐ」という選択肢がこの1年で芽生えてきました。
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そう思った時、 ・中小企業診断士の立場として、父の会社は顧客 ・継ぐ場合は自身が経営者となり、自身が顧客 ・また後継者にもなるので、自身は事業承継の当事者 ということに気づきました。
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これまで自分が後継者である自覚はなく、現在に至るまでどこか経営者はあくまで顧客で他人事であり、当事者意識はありませんでした。
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しかし自分自身が顧客そのものである、と気づいた瞬間、強烈な当事者意識が芽生え、顧客と話すたびに、「彼、彼女は私だ!」と思えるようになりました。と同時に、この診断士という資格がいかに役に立つ内容であり、これまでの自身の経験とこれから必要な能力を繋ぐ役割を果たし、大きな可能性を秘めた資格だとじわじわ感じた1年でした。
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おわりに
この原稿を書き、配信されるまで年末年始を挟みます。まさに実家に帰省しいる中、メルマガ原稿を書いているので、最後やや感情的になっているかもしれません。こんなことを考えている後継者もいるんだな、とか、診断士の資格ってやっぱりいい資格なんだな等、新年、何か皆様にとって前向きな気持ちになるきっかけになれば幸いです。
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