『オープン&フラット』の威力
~誰にでも機会は与えられる~

参加レポート

筆者紹介

向井実(むかいみのる)、2016年診断士資格を取得、2022年に神奈川県協会に入会、2023年4月から独立。
NECグループに42年間勤務し、ITサービス提案に従事。台湾、中国での市場調査、パートナー契約を担当。2008年より米国子会社に赴任し新事業立上げ、帰国後はシンガポールでの子会社設立準備を担当。
診断士としては、大使館、外資系企業とのネットワーキングをリードしてきた。
メールアドレス:mukai0707@gmail.com
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はじめに 

 2016年に診断士登録し、東京協会中央支部に入会しましたが、企業内診断士が過半数を占める1,500人の組織だったので、実務経験の機会は難しく、「診断士としての独立は難しい」というのが実感でした。
 昨年4月に独立準備の為に、地元の神奈川協会に入会して、正直驚きました。入会直後から多くの「公募」が届いて、1年間で5つのイベント、診断士実務に「採用」されました。
 今回は、新規入会を検討されている新人診断士の皆さまに向けて、神奈川協会のモットーである『オープン&フラット』の威力についての体験談をお話しさせていただきます

1.「診断士スターターキット」、7月

 神奈川協会に入会したのが昨年4月でしたので、最初の「公募」がメールで発信されたのが5月の「診断士スターターキット講師」でした。
 「先ずは申し込んでから」と「応募」しました。しかし、標準テキスト改訂&1時間の講師は新入会員には無謀であり採用されないと諦めていたところ、「診断士6年目なので」と「採用」通知が来ました。
 何回もテキスト改訂の事前校正・チェックを事務局にしていただき、「大丈夫」と背中を押されての登壇。締切りや本番といった切迫状況は、元来怠け者である当方にとっては、『アウトプット学習法』の絶好の機会であり、本当に鍛えられました。
「診断士スターターキット」表紙
「診断士活動プレゼン大会」表紙
図1
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2.「診断士活動プレゼン大会」、9月

 7月に、実務経験を競い合う「第3回診断士活動プレゼン大会」の公募がありました。「先ずは申し込んでから」と「応募」しました。しかし、無償での「大使館ネットワーク構築」活動なので、他に実務で活躍し稼いでおられる先輩方を差し置いて「採用」されないと思っていました。
 しかし、事務局面接にて、「中小企業のグローバル支援は、目新しく面白い」と言われ、登壇の機会をいただきました。登壇者は、実力も稼ぎも桁違いの先輩独立診断士。でも、コロナ禍で困っていた外資系中小企業への支援を、『国際派診断士の使命』として評価して頂きました。

3.「テク横相談員」、2月

 メールマガジン2023.3.2配信で國領さんが紹介していた「テクニカルショーヨコハマ2023」にも、「先ずは申し込んでから」と「応募」しました。セミナー講師と経営相談員として3日間フル出席し、事業者からの貴重な声を聞ける機会、診断士仲間との切磋琢磨の機会、そして実務ポイント3点を得る機会、をいただきました。

4.「実務補習、副指導員」、3月

 11月に「公募」があったので、「先ずは申し込んでから」と「応募」しました。指導員になるには副指導員の経験が必須条件ですが、希望者が多いのでダメ元での申込みでした。1月になって、天満会長名で「副指導員に推薦する」との連絡が届きました。診断士登録から7年間待ち続けた機会でしたので、本当にありがたかったです。更に、実務補習研修先事業者から実務ポイント5点もいただきました。

5.「メルマガ委員」、3月

 本メルマガ原稿作成のメルマガ委員の「公募」は12月にありました、。「先ずは申し込んでから」と「応募」しました。入会初年度で5件目の「採用」で、本投稿掲載&謝金をいただく予定です。

おわりに

 如何でしたか、神奈川県中小企業診断協会の『オープン&フラット』の威力を実感してもらえたでしょうか。プロの診断士として活動する為には、実務に近い経験の機会、先輩診断士と連携する機会、が必須です。
 さあ、新規診断士登録を果たされた皆さん、是非神奈川県中小企業診断協会に入会して、誰にでも与えられる「機会」を思いっきり活用しましょう、『オープン&フラット』は、神奈川県協会独自の素晴らしいモットーです。
以上

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