伴走支援は手段、成果を出すことが重要
~元商社マンが独立活動5年目を迎えて~

強みレポート
筆者紹介
福田幸俊(ふくだゆきとし)、
2018年度資格取得、2018年度入会
2度のメーカー出向を含み機械商社に25年以上に渡り勤務後、独立起業しました。支援内容は販路開拓や、事業進出を得意としております。製造業、技術サービス業、卸売業、飲食業などの支援を多く行っております。
メールアドレス:yf.managementconsulring@gmail.com
ホームページ:https://yfmanagement.com/
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はじめに 

 全く何もわからない状態から起業し、何とか5年目を無事に迎えることができました。起業前に想定した強みと、変わった強み、それを経営支援にどのように生かしているのかをご紹介致します。

起業前に想定した自分の強み

 写真は商社マン時代に深く関わってきた定格1MWの風力発電設備です。商社マン時代は、一級管工事施工管理技士ほか技術系資格を複数持ち、エンジニアリング会社の技術者とも対等に渡りあってきた経験から、起業後は販路拡大営業+技術論もできるマルチ診断士を想定していました。
 しかし、これは先輩診断士で実績のある方も多く、仕事を得るためには全く役に立ちませんでした。今から思うと一人よがりな考えでした
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起業後に周りから教えられた自分の強み

 起業直後から多くのことに応募して採用されることが多かったと思います。理由を尋ねたところ、「福田さんなら事業者と揉めそうにないから」と言われることが複数回ありました
 実際には経営支援では、かなり厳しいことを言うこともあります。しかしタイミング、相手のその時の気分や、今までの人間関係の構築状況など、経営上の指摘以外の要因をしっかり踏まえた上で、指摘するようにしています。起業後に先輩診断士を見て、一番心掛けているものです。

事業者様にとっての診断士とは

 「伴走支援」という言葉が流行っています。しかし、事業者様にとって伴走支援を受けることが目的ではありません。成果が伴う必要があるでしょう。そのために診断士診断内容もさることながら、「どう話をしたら事業者様が考え方を変えてくれるか、対策を実施してくれるか」を考えながら話をすることが、伴走支援を含む経営支援には大切と私は強く考えます。

おわりに

 診断士して、時には成果出すために鬼となってでも、やり抜くことで最終的には事業者様のためになり感謝を受けると考えます。これからも成果を出すことに拘って参ります

以上

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